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要文
「要文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
要文の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
ようにし、口の中でかすかに何か念ずるようにしていたという。想を仏土に致し、仏経の
要文なんどを潜かに念誦したことと見える。随分奇異な先生ぶりではあったろうが、何も....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
かかる砌なれば、庵の内には昼はひねもす、一乗妙典のみ法を論談し、夜はよもすがら、
要文誦持の声のみす。……霧立ち嵐はげしき折々も、山に入りて薪をとり、露深き草を分....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ても決して過言ではないであろう。 先頃まで博物館の特別陳列室に出陳されていた重
要文化財「枯木鳴鵙図」の一梢頭に描かれている鵙の姿から、観者が直視してうけるもの....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
べきも、予が如き頑魯の者は豈に敢てせんや。その故に念仏の一門によりて、聊か経論の
要文を集む。之を披いて之を修せば、覚り易く、行じ易からん」と説き、下層民の依るべ....