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「要目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

要目の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
実の著作有益の良書たるものが多いから、ここにはそれを除外とするのである 害毒の要目 版刻の売本が始まった慶長以来未曾有の大弊害なり 円本出版屋の無謀 図書尊重....
三四郎」より 著者:夏目漱石
と、左手がすぐ庭で、木戸をあければ玄関へかからずに、座敷の椽へ出られる。三四郎は要目垣《かなめがき》のあいだに見える桟《さん》をはずそうとして、ふと、庭の中の話....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
との「生理的効果」のほうが実は大衆観客のみならず演劇会社幹部の人たちの無意識の主要目的であるのかもしれない。そうだとすると、こうした芝居に見当違いの芸術批評など....
社会時評」より 著者:戸坂潤
実上何を指しているかを挙げて見せよう。文部省は三月末に高等学校并に中等学校の教授要目を改正した。国史や国文の類の時間を殖やし、教学刷新評議会は「国体の本義」の内....
白い壁」より 著者:本庄陸男
業がその子の智能を直接的に規定しているという理由からだけなのだ、そしてそれが検査要目の最初の項にあげられた設問だからである。杉本は狼狽《ろうばい》してそれをひっ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
あって、特に次のようなのはすぐれたものだった。聖書歴史年譜、一五六〇年版。各聖書要目索引、ピエール・ド・ベス著。マルグリットの諸マルグリット、ジャン・ド・ラ・エ....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
編 経済学及び社会経済学の目的と分け方 第一章 スミスの定義とセイの定義要目 一 定義の必要。二 フィジオクラシー。三 スミスによって経済学に課せられた....
和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
て社会学者の側から適切な評論の出ることを期待する。同書には明治三十五年に数学教授要目が制定されたが、時の文部大臣菊池大麓及び大学教授藤沢利喜太郎編纂の教科書の内....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
から小樽、国境|安別、真岡、本斗、豊原、大泊、敷香と巡遊して、最後にその旅行の主要目的地であった海豹島の壮観に驚き、更にオホーツク海を南下して北海道の稚内で一同....
「エタ」名義考」より 著者:喜田貞吉
いる。ただこの頃既にこの文字が少からず用いられていた事は、黒川春村翁の「池底叢書要目」中に引用された貞治四年の「師茂記」にもあるので察せられる。おそらくその使用....
一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
めている。すでに上半期から一般的な教育改革案も立案されていることで、高等学校教授要目の国体教育化への改正はすでに実施されるに至った。そしてこれを機会に一般の教育....
予謀殺人」より 著者:妹尾アキ夫
ペンベリーという男は、どうもうな男では決してなかった。残酷でさえなかった。ただ主要目的のみを見つめて、そのたの感傷的な小さいことは、無視するだけのゆとりをもって....
それから」より 著者:夏目漱石
置いて、顔を上げた。 「そう、少し待ってくれ給《たま》え」 庭を見ると、生垣の要目《かなめ》の頂《いただき》に、まだ薄明るい日足がうろついていた。代助は外を覗....