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「要覧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

要覧の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
で何もかも判ってしまうのだよ」 (註)法水がグロースと云ったのは、「予審判事要覧」中の犯人職業的習性の章で、アッペルトの「犯罪の秘密」から引いた一例だと思う....
十二支考」より 著者:南方熊楠
『古今要覧稿』巻五三一に「およそ十二辰に生物を配当せしは王充の『論衡』に初めて見たれど....
十二支考」より 著者:南方熊楠
。わが邦も毛色もて馬を呼ぶに雑多の称あり。古来苦辛してこれを漢名に当てたは『古今要覧稿』巻五一五から五二四までに見ゆ。とばかりでは面白うないから、何か珍説を申そ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
るべきにその説なきをかく言わば童蒙をしてかえって迷いを生ぜしむべきにやと(『古今要覧稿』五三一巻末)。 仏経に人間が無常を眼前に控えながら何とも思わぬを、牛が....
今日の文学と文学賞」より 著者:宮本百合子
と思われる。今度出版される昭和十四年度の『雑誌年鑑』の見本の一隅に、文化、文芸賞要覧というのがあって、そこを見たら帝国学士院賞や文化勲章までを入れて凡そ二十二種....
十二支考」より 著者:南方熊楠
。それから『叢考』に十二禽を十二支に当てるは後漢に始まったと論じた。しかし『古今要覧稿』五三一に、前漢の書『淮南子《えなんじ》』に山中で未の日の主人と称うるは羊....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。 ――○―― さて、きのうはあれから東京堂へゆきました。『新支那現勢要覧』は持っていないし、どんな本か見るためだけにはとりよせることも不便という話。....
農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
民文学は、日本農業の特殊性をさながらの姿で写しとった。それは、農林省の『本邦農業要覧』にあらわれた数字よりも、もっと正確に日本農民の生活を描きだしていた。けれど....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
文科において辞書につき同意語、動詞の変化、疑わしき慣用法等を、歴史科においてウ州要覧につき官署、公共事業、選挙、人口等郷土に関する諸統計を、綴字科において辞書に....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
が役場で、階上が商業会議所であった。 その階上で歓迎の茶菓を饗せられて、『樺太要覧』という小本と絵葉書とを一同が貰って、また少し上手の新築の小学校へ入った。日....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
言われるのであったであろう。 坊主とは言うまでもなく一坊の主の義である。『釈氏要覧』に、「韻林云、坊ハ区也。苑師云、坊ハ区院也」とあって、坊はなお院というと同....