要領がいい[語句情報] » 要領がいい

「要領がいい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

要領がいいの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安重根」より 著者:谷譲次
フ 名案だ。卓さんはどこにいる。 李春華 二階に寝ていますわ。 鄭吉炳 相変らず要領がいいな。 駈け上って行く。間もなく寝呆けている卓連俊を引き立てて降りて来る....
明るい海浜」より 著者:宮本百合子
少しいい気味だ、うちへ来ない罰《ばち》よ」 「今晩から来てよ、あの婆さんなかなか要領がいい。いざとなったら何にもしてくれる気がないらしい」 ふき子は、 「岡本....
一足お先に」より 著者:夢野久作
自慢にしているけれども、世間が広い上に、根が話好きと来ているので、ナカナカ説明の要領がいい。 「実は私も、あんまり不思議なので、そん時院長さんに訊いたんですが、....
崩れる鬼影」より 著者:海野十三
たというのでしょう。 「うわーッ。逃げてきた逃げてきた」 「警官も鉄道の連中も、要領がいいぞオ」 そんな声も聞えます。 「あまりに乱暴じゃないですか。東京方面....
私本太平記」より 著者:吉川英治
見えたであろう。 時の人が、春秋の筆法で、後に、評言したものがある。それは頗る要領がいい。次に抜抄を掲げてみる。 ――始メ、北条氏ノ世ニ臨ムヤ、民政ヲ旨トシ....