見損ない[語句情報] » 見損ない

「見損ない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

見損ないの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
持った人間の前に提出する。そうするとその相手の心理に、人情の自然と、論理の焦点の見損ないから生ずる極めて微細な……実は『無限大』と『零』ほどの相違を持つ眩惑的な....
焦点を合せる」より 著者:夢野久作
入りますかね」 と吐かしやがった。おまけに附け加えて、 「室の容積というものは見損ない易いものでね。誰でも初めて船に乗って、石炭を積むとなると、この見込みが巧....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
二人連れでござるが一人は女、一人は男……と言う。ああ宵のうちから、こればっかりは見損ない……ではない勘違い、二人とも男で、しかも一人は大小まで差した侍衆じゃと一....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
したのでしょう」 「ほんとに、わたしも訝《おか》しいと思いましたから、もし何かの見損ないではないかと、あとで外へ出て近所の人に尋ねてみますと、いよいよ米友さんに....
轆轤首」より 著者:田中貢太郎
怪量の顔を見比べていたが、何と思ったのか飛びしさってひれ伏した。 「仮父、飛んだ見損ないをいたしました、御勘弁を願います、これこの通りでござります」 怪量は面....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
だという事は解ったらしいな」 「はい、さようにございます」伊庭八郎は一礼した。「見損ないましてございます」 「世の中は近々平和になるよ。だが今後とも小ぜりあいは....