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見損なう
「見損なう〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
見損なうの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「焦点を合せる」より 著者:夢野久作
挨拶をした。アッハッハッハ。コイツは大笑いだ。王公一代の傑作だろう。滅多にお客を
見損なう男じゃないがなあ。それからどうした……。 それから女どもを遠慮してもら....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
鹿|奴……その一円は昨日の診察料じゃ。それを取返しに来るような奈良原到と思うか。
見損なうにも程があるぞ」 「どうぞどうぞ。お助けお助け」 「助けてやる代りに今日....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
たが、心持ち両肩を縮めると、首を突き出し、上眼を使い、狙ったは小一郎の頤の辺。「
見損なうなよ、この吉次を!」 「
見損なうなよ、一式小一郎を」 とたんに、「うん....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
人からある、人を殺すことにかけては、当時この道庵の右に出る奴は無《ね》え……人を
見損なうと承知しねえぞ」 といって、起き上ると、ひょろひょろと駈け寄って、裸松の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ったし、ゆうべからの忿懣も、いちどに出た。 「なにっ、おれにも腕を貸さないかと、
見損なうな。伝次は、畜生ではないぞ。盲のお子や尼御前を害めるような腕は持たぬ。儲....