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親縁
「親縁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
親縁の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
セイロン》』七三頁)から推せば、これら諸魚の父たる海中の竜が、能く馬を孕ますほど
親縁のものたるは、その稚子《ちし》また眷族《けんぞく》なる件の諸魚が半竜半馬の相....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
帥」にお香典として奉って下さいという手紙がつけてあったということだ。香典は身分と
親縁関係によって大体の金額が決まるものなのだからその額の実用価値如何に関係なく、....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
となどを聞き、一人の人間を他の人間に相互に結びつける兄弟、姉妹、その他さまざまの
親縁関係のことを聞いた。 「しかし、わたしの友や親戚はどこにいる? わたしの赤ん....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
炭取なればくるくるとまわりたり。母人は気丈の人なれば振り返りあとを見送りたれば、
親縁の人々の打ち臥したる座敷の方へ近より行くと思うほどに、かの狂女のけたたましき....
「建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
民族と称し得られる一つの民族によって形づくられた。この日本民族は近いところにその
親縁のある民族をもたぬ。大陸におけるシナ(支那)民族とは、もとより人種が違う。チ....