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観世水
「観世水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
観世水の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
も道理。 看護婦の白衣にかさなって、紫の矢絣の、色の薄いが鮮麗に、朱緞子に銀と
観世水のやや幅細な帯を胸高に、緋鹿子の背負上げして、ほんのり桜色に上気しながら、....
「雑沓」より 著者:宮本百合子
一時間ばかり前出かけた。それより前に田沢は帰った。瑛子は、田沢が来たとき着かえた
観世水の羽織を着て、食堂兼居間のおきまりの場所に、大きい座布団を敷いて坐っている....
「最初の出品画」より 著者:上村松園
る処。夏は前の娘よりはいくらか年の上の、まあ、すぐ年上の姉ぐらいの娘が絽の着物で
観世水に紅葉を散らし、涼し気に島田を結っている姿、金魚だとか簾だとかで夏らしい感....