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「観自在〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

観自在の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
、皆さんといっしょにおもむろに味わってゆきたいと存じます。 第二講 語るより歩む観自在菩薩。 行深般若波 羅蜜多時。 照。 度。 般若の哲学 これから申し上げ....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
衆生を助けとりたし」という気持ちとならないではいられない気がする。自分は千手千眼観自在菩薩の画像を眺めて、自分がいつも感じているこれらの想念を新しく刺激されたの....
十二支考」より 著者:南方熊楠
サより因襲したと惟《おも》わる。唐の不空が詔を奉じて訳した『金剛恐怖集会方広軌儀観自在菩薩三世最勝心明王経』という法成寺からツリを取るほど長い題目の仏典に、摩訶....
小説 円朝」より 著者:正岡容
二杯だけたべた。 それから火の気のない本堂へ坐って、永いこと皆とお経を誦んだ。観自在菩薩、深般若波羅蜜多《じんはんにゃはらみった》……。 般若心経だった。霜....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
ながら、かなり馬鹿にしたものではないか。基衡の妻は安倍宗任の女で、毛越寺の境内に観自在王院を建立した。四壁に洛陽霊地の名所を図絵し銀をもって仏壇を作り、高欄は磨....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
さとが現わされている。薄く開かれた瞼の間からのぞくのは、人の心と運命とを見とおす観自在の眼である。豊かに結ばれた唇には、刀刃の堅きを段々に壊り、風濤洪水の暴力を....