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解答
「解答〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
解答の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「軍用鮫」より 著者:海野十三
ようであった。 しかし馮大監は、それは本日の使命の外のことであるからといって、
解答を辞退した。実をいえば、彼にはそれがどういうことになるのかよく分らなかったの....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
たというわけだろうか、海を渡るべきはずの汽船が山を登ったというのは……。 この
解答は、ドレゴの一切の智力をもってしても出てこなかった。彼はいまいましくてならな....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ておきたいことは、死者並びに神々の住みかに関する諸問題である。これら問題に対する
解答を与えるということが、ずっと古代の開闢論的宇宙像の形成には何らかの貢献をした....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
部屋に入ってくる前に、速水輪太郎は、あの二つの証拠物件からして、犯罪事件に関する
解答を一生懸命計算していたのに違いない。 「もう、あの事件の謎は解けたのですか。....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
秀を見積り、兵員の技能を過信してもこの比率は、あまりに桁外れすぎる。そこで問題の
解答は、こうだ。何かこう新兵器があって、敵機の三分の二を充分に圧迫することの出来....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
いろの学者たちに逢ってその説明を求めたが、どの人も僕に十分の満足をあたえるほどの
解答を示してくれない。 しかし大体の意見はこういうことに一致しているらしい。す....
「断層顔」より 著者:海野十三
どこかに結びつくように感じないか」 「さあ、……」 甥は、脳髄を絞ってみたが、
解答は出なかったので、首を左右に振った。 「あんまりむずかしく考えるから、反って....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
っていなかった。二枚の合わせ硝子戸を寄せてあっただけですから」 警部の毅然たる
解答に、帆村がにんまりと笑った。 「待ちたまえ。窓枠にも窓下にも、三津子君の足跡....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
『戸は』がある筈です。その『戸は』を開け――というのがこのところに集められた謎の
解答なんです。行ってみましょう、この奥にある筈の『戸は』のところへ。それからきっ....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
て命中率を、百パーセントに上げることが出来る。それについて、一つ考えてみたまえ。
解答が出来たら、また訪ねてきなさい、わしは相談に乗ろうから」 「砲弾の速度を下げ....
「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」より 著者:海野十三
のそれに比して、すこし上手であったかもしれない。 万吉郎は、この六ヶ敷い問題の
解答をひねりだすために、気をかえて、昔彼が好んで徘徊していた大川端へブラリと出か....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
謎を提供しただけである。謎を解いてないこの小説をここで切って出すなら、これは謎の
解答を「懸賞」として、一等当選者に金一千円也、以下五等まで賞品多数、応募用紙は必....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
規則正しく、又綺麗になった。私はいつも、頁頭に質問事項を書いて置くと、之に対する
解答が自動的に現れ、それには段落までつけてあるので、直ちに印刷に附しても差支えな....
「映画と民族性」より 著者:伊丹万作
の出発点についてであり、要するに民族性を離れていかに映画を論じたところで、決して
解答は出てこないということさえ警告すれば、それでこの一文の役目はおわつたのである。(『映画評論』昭和十九年三月号)....
「妖怪学」より 著者:井上円了
と難きをもって、したがって発明、工夫をなすこと難し。ゆえに、人もしその心に難問を
解答せんとし、あるいは失忘したる記憶をつとめて再起せんとするときは、両眼を閉じて....