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解釈学
「解釈学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
解釈学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
当に理解することができるのである。一言にしていえば、「いき」の研究は民族的存在の
解釈学としてのみ成立し得るのである。
民族的存在の解釈としての「いき」の研究は....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
な認識であり又事実に就いてのよい理解である。けれども表現という言葉は解釈上の又は
解釈学上の用語であって、決して無条件に説明上の科学的用語でない。だから風俗が思想....
「読書法」より 著者:戸坂潤
読の文献であることは云うまでもない。だが私が特に興味を有っているのは、之が現代の
解釈学及び
解釈学的哲学法にとっての最も有力な古典の一つで、現代型観念論の或る一つ....
「科学論」より 著者:戸坂潤
労作(Literatur)が文献学の対象となる。――観念論哲学とこの文献学(乃至
解釈学)との関係は今日特に注目に値いする。 学問は最も広義な又は古典的な意味に....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
中々複雑になるのである。なぜなら社会科学乃至歴史科学に於ては、例えば形式主義的・
解釈学的・個別化的・等々ありと凡ゆる(観念論式な)範疇構成の態度が案出されている....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
者風な文化そのものを、科学の或る一定の類型にぞくせしめざるを得ない。吾々は今之を
解釈学的なものと呼ぶことにしよう*。 *
解釈学的な見地に立つ理論は、存在を変革....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
っている思想の解釈の技法を伝承して学問に仕上げたもののことで、狭い意味に於ける「
解釈学」(Interpretationswissenschaft――Hermen....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
。だから之は心理学的と云うよりも寧ろ、客観的なものを主観にまで結び付ける意味で、
解釈学的なものとして取り扱われている。――イデオロギーがどうしても社会心理学的・....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
、かくて、実在の秩序界を表現=意味の秩序界に改宗し還元させようとする、一切の形の
解釈学的・解釈哲学的・認識論は、許されない。之は凡て実在を変革する代りに単に意味....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
の内部的人間学を導くことも出来るし、或いはコント式現象主義を通ってハイデッガーの
解釈学的現象学――人間学へ辿って行くことも出来る。モダーニズムはフランス哲学の介....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ては単に、それが人間学的カテゴリーとして解釈されたに過ぎない。 風土は人間学的
解釈学の独特の愛用語とされているように見える。いや自然や歴史を人間学的に
解釈学的....
「辞典」より 著者:戸坂潤
。併し此歴史的方法としてディルタイが、初めて独特な意味に於て精細に規定したものは
解釈学と呼ばれる一つの哲学方法であった。元来
解釈学とは文書解釈の技術のことであり....
「科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
代観念論の方法全般に於けるその系統的な活動振りを批判した。哲学の方法としては之が
解釈学となるものであり、現実の実践的変革の代りに世界をあれこれと解釈する自由な解....
「技術的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
術、生産技術、と連帯関係に置かれているカテゴリーでなくてはならぬ。形而上学的な又
解釈学的な、文献学主義的、文学主義的、教学的、等々のカテゴリーでは、社会の一物を....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
らぬ処の)認識が必要だが、歴史的認識はもはやただの文献学的知識ではない。文献学や
解釈学を以て、歴史科学に代えることは出来ないからだ。つまり批評の科学性には、社会....