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言交す
「言交す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言交すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
ら、ぬい、と顔を出したのは、酒井へお出入りのその車夫。 おうと立停まって一言二
言交すついでに、主税はふと心付いて、もしやこの頃、先生の事だの、お嬢さんの事を聞....
「多神教」より 著者:泉鏡花
職のことづけじゃ、一所に、あれへ参られい。 後見 なあよ。 太鼓の男 おおよ。(
言交す。) 道化の面の男 かえっておぞうさとは思うけんどが。 笛の男 されば。 ....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
ジロと見ていたが、やがて無視し、稻子に對していそがわしく言葉をかけ、兩方で二言三
言交す間に調子が荒くなり、たちまち口論になる。自分は歸るに歸られず、室の隅で二人....