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言明
「言明〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言明の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
には思われない(僕に思われないばかりでなく、堺氏自身後者にあるものではないと僕に
言明した)。今度は「運動に参加する」という言葉だ。堺氏はこれまで長い間運動に参加....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ものは本当は地震ではなかったのだと思う、そういう結論に達した」 博士は重大なる
言明をした。 「あれは海底地震ではないというのですか、すると何ですか、あの異常震....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
てそこに疑いの余地などがあろう。私は明かに偽善者だ。明かに私は偽善者である。そう
言明するのが、どれ程偽善的な行為であるぞとの非難が、当然|喚び起されるのを知らな....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ルクレチウス/アラビア人の科学上の位置/科学に対する東洋人の冷淡/アルハーゼンの
言明 ※ ラバヌス・マウルス/ロージャー・ベーコン/ニコラウス・クサヌス/レオナ....
「人間灰」より 著者:海野十三
主はブルブル震え手を自分の口に当てながら、「すると犯人は誰ですか」 「それはまだ
言明できません。しかしもう解っているも同然ですよ」 「オイ出鱈目もいい加減にせん....
「空中墳墓」より 著者:海野十三
っている。――相良が宇宙艇にのりこんだのは本当だろうね」 「宇宙艇係の特別職工が
言明したのだから間違いじゃないでしょう。相良一人が乗りこんで試験をしていたのが、....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
奴の帰国したことはチャンと知っている。こんどの事件に関係があるかどうか、そこまで
言明の限りでないが、近いうち捕縛する手筈になっている」 と云ったが、大江山課長....
「とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
で彼等は、素直に機関庫へ引挙げる事にしました。 そして片山助役は、翌日から彼の
言明通り、あの陰気な十方舎の親娘の身辺に関して、近隣の住人やその他に依る熱心な聞....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
、二重鞄と同じ位の重量とし、博士の鞄と掏《す》りかえるつもりだったらしい。博士は
言明《げんめい》しています、自分が座席に座っていると、よく似た鞄を持った乗客が近....
「地球要塞」より 著者:海野十三
に」と希望するならば、それも遂げられるであろう。但し、それがためには、貴官は、今
言明したことを、早速実行のうえに示さなくてはならぬ” 「ええっ――」 “今、欧弗....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
においては体力を削減しましたが、その戦闘精神は却って以前よりも旺盛になったことを
言明いたします」 「ふふん、それは結構だ」 「火の玉」少尉は、そこで急に気がつい....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
たちのなかには、この亡霊についての噂を集めたものがあり、彼らが比較検討したうえで
言明するところでは、この騎士の死体はこの教会の墓地に埋葬されているが、その亡霊は....
「錦紗」より 著者:犬田卯
四 野良仕事など容易に手につかなかった。彼女はもう近所の人にも公然と
言明して、こないだの道筋を探しに探し廻ったが、いぜんとして発見できなかったので、....
「瘤」より 著者:犬田卯
なり突っ立ち上って鍵をポケットから引っ張り出し、「さア鍵はここにある。だが、俺の
言明を信用しないというんなら、俺にも覚悟がある、いや、信用させて見せる。」 言....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
自由党は、民同派、広川派なきものとして、少数党内閣として事に当らければならないと
言明しております。二つの党首を持ち、二つの異なっている政策を持つのが、現実に自由....