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言行録
「言行録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言行録の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「花吹雪」より 著者:太宰治
於いてなかなか忘れ難い先生なのである。私は今年のお正月、或る文芸雑誌に「黄村先生
言行録」と題して先生が山椒魚に熱中して大損をした時の事を報告し、世の賢者たちに、....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
正雪事件以後には、浪人の乱ともいうべきものは全くその跡を絶つに至った。 「君臣
言行録」の記すところに拠れば、この慶安の養子法改正は、敏慧周密をもって正雪、忠弥....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
程丈夫になったわけでしょう、ひとりでに動くのね、そうやって。 岩波文庫の『名将
言行録』は渡辺町へでもたのみましょう。文庫は殆ど市中へ出ず売切れます、ましてや今....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
、夜とともに二人で他所ながらお伽をする気だ。 そうして貴下が、仏像の前で、その
言行録を誦する経文だといった、悉い話を聞きましょう。 病人に代ってその人の意気....
「埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
めに書き綴ったということになっている。内容は、武田信玄の家法、信玄一代記、家臣の
言行録、山本勘助伝など雑多であるが、書名から連想せられやすい軍法である。この書が....
「I駅の一夜」より 著者:中谷宇吉郎
て、静かに夫人の話に聞き入っていた。ふと目をやると、机の上に岩波文庫の『島津斉彬
言行録《しまづなりあきらげんこうろく》』が載っている。 「それはそうと、これだけ....
「島津斉彬公」より 著者:中谷宇吉郎
昭和十九年の暮に、岩波文庫の一冊として『島津斉彬
言行録』が出版された。これには牧野伸顕《まきのしんけん》伯《はく》の序文がついて....