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言開き
「言開き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
言開きの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
為には充分の度胸を出し自分の仕業とは思われぬ様な事を仕て置きましょう」此の力ある
言開きには余も殆ど怯まんとす、図らざりき斯る堂々たる大議論が女流の口より出来らん....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
朝命を軽んじたという点は、四隣皆敵で遠方の様子を存じ得申さなかったからというので
言開きをした。翌日|復《また》弥兵衛等は来って種々の点を責めたが、結局は要するに....
「早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
かかって、手前の貼った珊瑚が帯の中へ落ち込んだんだ。そのために盗賊の汚名を被ても
言開きができず、ゆうべ大川へ身を投げた。いわば手前が殺したようなもんじゃねえか。....