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訓諭
「訓諭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
訓諭の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「播州平野」より 著者:宮本百合子
を中止した。武装解除について、陸海軍人に対する告諭、予科練、各地在郷軍人に与うる
訓諭、そういう放送が夜昼くりかえされた。その間に、広島と長崎とを犠牲にした原子爆....
「笑い」より 著者:寺田寅彦
た。おごそかな神祭の席にすわっている時、まじめな音楽の演奏を聞いている時、長上の
訓諭を聴聞する時など、すべて改まってまじめな心持ちになってからだをちゃんと緊張し....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
て加護《かば》って遣れ、木村は氏郷を親とも主《しゅ》とも思って仰ぎ頼め、と命令し
訓諭した。これは氏郷に取っては旅行に足弱を托《かず》けられたようなもので、何事も....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
功に貫禄がついて、たとえば従三位文部卿のような地位にまで上り、下々《しもじも》に
訓諭を垂れたりする場合になると、売りこんだのろま清次の名がかえって仇をなす。 ....
「死者の書」より 著者:折口信夫
た。おれも考えれば、たまらなくなって来る。其で、氏人を集めて喩したり、歌を作って
訓諭して見たりする。だがそうした後の気持ちの爽やかさは、どうしたことだ。洗い去っ....
「白い壁」より 著者:本庄陸男
教育上の新施設を器用に取り入れること――。校長は生徒を集める朝礼には決ってそれを
訓諭した。 「皆さん、皆さんは先生の言いつけをまことによく守るよい生徒であり、ま....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
の外郷里の青年のために設けられた、松山同郷会より招かれて、多くの青年少年のために
訓諭をした事がある。また伊予史談会というが、私の郷地の老人であるのみならず、東京....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
浪人ばかりなのだ。 (昨夜は名古屋の富豪連を招いて、その席で館林様は話をされた。
訓諭と懇願とを雑えたような話を。しかるに今夜は浪人連を招いて、慰撫と激励の話をさ....