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記号
「記号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
記号の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人造人間殺害事件」より 著者:海野十三
入口の小窓の内に示せばよかった。だから僕にも「紅《べに》四」と朱色《しゅいろ》の
記号が彫《ほ》ってあり、それは死ぬまで決して消えはしないのである。 僕は時間を....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
った。これによって測定された上記五個の星のこの分速度は毎秒キロメートル単位で、)
記号は近づきつつあることを示す。これらの数値が示す通り、恒星間の相対速度にはなか....
「麻雀殺人事件」より 著者:海野十三
をジッと押しつけ、何物かを吸いとるようにみえたが、これも又別々の紙包にして鉛筆で
記号をつけた。彼は卓子の下から出ようとして、不図、みどりと松山の境界線にあたる卓....
「階段」より 著者:海野十三
がった膝頭の裏側をすこし内股の方へ廻ったと思われるところに、紫とも藍ともつかない
記号のようなものがチラリと見えたのは何であろう。見極めようとした途端に、ひとでの....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
つつあった。「男爵」と呼ばれる彼の本名は、帆村荘六。軍部に属する特務機関としての
記号をM13という。このところ、数年の間に、めきめきと売出した若手の私立探偵であ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
ならないんだ!」 警部の手にした、魚の血によごれた布テープには、そも、いかなる
記号がついていたのだろうか。 エバン船長が、顔をかがやかして、スミス警部の方へ....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
だ。六六・一〇〇|瓩!……はて、なんだか覚えのある数字だぞ。私は大急ぎでノートの
記号を辿る……と、ああまさに、黒塚氏が六六・一〇〇|瓩! で早速東屋氏へ、 「....
「断層顔」より 著者:海野十三
告書の欄外にある博士の鉛筆書きの文字に注意を向けたのだった。 23XSYという
記号は、すぐ無電局名だと分った。“いかさまだ”というのはよく分らなかったが、これ....
「金属人間」より 著者:海野十三
”というものはいったい何だと、ちょっと考えてみなければなるまい。 Qなどという
記号の元素は、九十二または九十三の元素表《げんそひょう》の中にまったく見出されな....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
それらをつなぐもつれた針金のような鉛筆の跡が走りまわっていた。それは帆村独特の略
記号であった。それが解読できるのは、帆村自身の外には、彼の助手の八雲|千鳥《ちど....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
。監視中の日本機はどこへ行ったか、急に姿を隠してしまったのである。 怪しき
記号 日本機の姿が見えなくなってしまうと、飛行島の人々は、ほっと息をついて、お....
「流線間諜」より 著者:海野十三
ないか。プリンス、オヴ、ウェールス岬――つまり P. R. WALES はその略
記号なのだ。これで読めた。この暗号は、ベーリング海峡を挟んだ二つの岬の名を示して....
「半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
の不便な処でございましてな、地図をちょっと御覧なすっても分りますが、絶所、悪路の
記号という、あのパチパチッとした線香花火が、つい頭の上の山々を飛び廻っているので....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
から身をまげて自分の立っている周囲に丸い赤い線を引いた。そうして、四隅に不思議な
記号をつけ、七と九に関する数字をつけて、その輪のどの部分にも少しの相違もないよう....
「暗号数字」より 著者:海野十三
つけた西暦一千七百年時代の英人が描いてあった。近づいてみると、鼻の頭に、例の特別
記号の一つ星が書きこんであった。 「なにか御用でございますか」 と、生意気そう....