記憶喪失[語句情報] » 記憶喪失

「記憶喪失〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

記憶喪失の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
は疑問の余地がないでもないが、仮りにもこんな大罪を犯したとしたら、その日の事を、記憶喪失病でない限り覚えていない筈はない。支倉は記憶喪失どころか、博覧強記で極く....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
あてた夫は取り縋ろうとする私をはね返すように冷く見据えて言い切るのでした。いくら記憶喪失中の気の毒な夫の言葉とはいえ余りの悲しさに、無心に笑っている生後五ヶ月の....
わが寄席青春録」より 著者:正岡容
して家庭裁判まで起こし世間を騒がせた女性で、弱り目に祟り目で相前後して権太楼君は記憶喪失症になって病床にあること多年だったが、昨秋からようやく再起、今度再婚もし....
二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
この最も兇暴な自我主義。 九・二五 *126 突発的に起こる近ごろの記憶喪失。ベルグソンの示したように、第一が固有名詞。 さっき、小さな玲子よ。僕....