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記法
「記法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
記法の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
じの分冊として発行されたのである。したがって番附のカタリの中にも「若林坩蔵子が速
記法にて綴りし絵本を、初席の種に仕組みし新狂言」と記してある。この時代には「速記....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
けでも、妙に唆られて来るじゃありませんか。僕は散々捻った揚句に、とうとう電信符号
記法で、相手の意志を曝露する事が出来ました。大体|電信符号では、Dが線一つに点二....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
がついた。これもまた、棺龕十字架と同様、設計者クロード・ディグスビイが残した秘密
記法だ――と。何故なら、通例では、春分点のある白羊宮が円の中心になっているのだけ....
「水の女」より 著者:折口信夫
呪詞なり叙事詩なりの知識が、予約せられていると見ねばならぬ。それにしても、この表
記法では、すでに固定して、記録時代の理会が加っているものと言えよう。 この二つ....
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
がまゝ我儕《おのれ》が日ごろおぼえたるかの八橋《やつはし》の蜘手《くもで》なす速
記法ちょう業《わざ》をもて圓朝ぬしが口ずから最《い》と滑らかに話しいだせる言の葉....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:鈴木行三
説話の片言隻語を洩さず之を収録して文字に留むること能わざるは、我国に言語直写の速
記法なきが為めなり、予之を憂うること久し、依て同志と共に其の法を研究すること多年....
「回顧と展望」より 著者:高木貞治
ムが輸入されたのではないか――と思われる.それから,サルモンの代数曲線論,例の略
記法か何かで,我々はそれが射影幾何学であることを知らずに習った訳なのだ. まあ....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
す産業であるか否かを問うことに等しい。もし農業がかかる産業であるとすれば、複式簿
記法が、商、工、金融企業においてと同じく、農業においても用い得られないはずはなく....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
にも帽子の裏にも書いた。いかに早く書いても思想の早さに及ばなかったので、一種の速
記法を用いなければならなかった……。 それは奇形な記述ばかりだった。それらの観....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
(それからなおも一つ)――発見したのでした。言葉と歌と伴奏とを同時にしるし得る速
記法を見出したとまで自称していました。しかも自分では一度もそれを正確に読み返すこ....
「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」より 著者:福沢諭吉
なわち英学にして、英字、英語、英文を教え、物理学の普通より、数学、地理、歴史、簿
記法、商法律、経済学等に終り、なお英書の難文を読むの修業として、時としては高尚至....
「小学教育の事」より 著者:福沢諭吉
算のついでに記簿|帳合《ちょうあい》の事をいわん。明治の初年、余が始めて西洋|簿
記法《ぼきほう》の書を読み、その後これを翻訳して『帳合之法』二冊を出版せしころよ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
替の設定、地方裁判所の設立、議員選挙法の改正、公訴官の設置、出産結婚および死亡登
記法、海員登
記法、海上法の制定、利息制限法の廃止、証拠法の大改良などがあり、法理....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
べることはできない。筆算式で書いて行うものとなった。しかるにかくして現われた代数
記法を見るに、『算学啓蒙』等において方程等の算法を記述する上に使用した書き方をそ....