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記載
「記載〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
記載の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
三度ございました。今それを一つずつ私の日記を参考として、出来るだけ正確に、ここへ
記載して御覧に入れましょう。
第一は、昨年十一月七日、時刻は略《ほぼ》午後九時....
「弓町より」より 著者:石川啄木
をもって、自己の心に起りくる時々刻々の変化を、飾らず偽らず、きわめて平気に正直に
記載《きさい》し報告するところの人でなければならぬ。
記載報告ということは文芸....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ということを示すことができたとしたならば、その方が、これら万物をただあるがままに
記載するよりもはるかによく了解することができるだろう。今私はそういう原理を見付け....
「三人の双生児」より 著者:海野十三
発見し、その中に、実に何といったらいいか自分の一身上について、大きな謎に包まれた
記載文を発見したのである。その文意は、気にしないでいるのにはあまりに奇々怪々に過....
「奇賊は支払う」より 著者:海野十三
ングス・オブ・ザ・インスチチュート・オブ・ニッポン・スッパ・エンド・オシコミ」に
記載せられ、会員及び広く被害性大衆に一大感動を与えたことだった。この記事を読んで....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
ているのであろう。中国の空軍の活躍については、生憎ニュースがなかったのか、なにも
記載がなかった。 「日本軍は、敵ながら、なかなか天晴なものだ」 仏天青は、ひど....
「暗号数字」より 著者:海野十三
普通の民家を装ってあるが、長距離電話もあれば、電信略号もあり、振替番号まで詳細に
記載してあった。 帆村荘六は、この木村事務官との会見によって、珍らしいほどの大....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
る評論を掲げたり。先生その大意を人より聞き余に謂て曰く、兼てより幕末外交の顛末を
記載せんとして志を果さず、今評論の誤謬を正す為めその一端を語る可しとて、当時の事....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
饗庭氏の抄録本もしくは和田氏の校訂本によって馬琴の日記を読んだものは、誰でもその
記載の事項が細大洩らさず綿密に認められたのを驚嘆せずにはいられない。毎日の天候気....
「瘤」より 著者:犬田卯
接間に二人の役人を招じ、さて金庫を背に、例の人を威嚇するような音声で「この帳簿に
記載してある通り基本財産は一文も缺けずこの中に入っている。それはこの俺が首にかけ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
句を反対に読めばよろしとのことなり。また、『秘事百撰』といえる書には、左のごとく
記載せり。 にない棒を二本、左右の手に一本ずつ、四本の指に真中を載せ、てんびん....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
を報知せしめ、妖怪研究の一助となさんとす。よって今後は、ときどき妖怪事実を本誌に
記載すべし。 左の一事実は、明治十九年、余が手に入りたるものにして、静岡県遠州....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
人にて、よくその足をして上下せしむることを得るに至る。 以上はその一例の概略を
記載せしものなり。その他、小生の実験するところによるに、晴雨、年齢のほかに時間、....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
作り、集会ごとにその中に寄付金を投入し、あるいは帳面を作り、その中に寄付金の高を
記載せしむること、会員にして資産なきものは、毎月一日もしくは二日間特別に労力をと....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
はシャーフ氏表・スチルリング氏表・コーン氏表・ナーゲル氏表の順序に下降する』と、
記載しました。 昭和四年に和蘭のアムステルダムで第十三回国際眼科学会が開かれま....