記銘[語句情報] »
記銘
「記銘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
記銘の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
実的な近代主義に打克つことができなかった。理想主義が伝統に敗れたとき彼の理智が無
記銘な現在から彼の生命を奪ってしまった。人間が感情の困難に遭遇するときつねに頭角....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
測資料を収集した。カルデアの僧侶たちは毎夜の星辰の位置とその光輝の強弱を粘土版に
記銘し、またこれらの星の出没並びに最も高くなるときの時刻をも合わせ記録した。いわ....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
リフレインとして繰り返さるる。私はこの四句をどこかの科学研究所の喫煙室の壁にでも
記銘しておいてふさわしいものであると思う。 この次の二句は Which, te....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
な思想を一つに組み合わせ、名前の下にそれぞれその男を見出し、細断されてるそれらの
記銘に、手足を切り離されてる文句に、頭の欠けてる言葉に、それを書いた人々と同じく....
「陳情書」より 著者:西尾正
以て誌し続け度いとは存じますが、何分其の際軽度乍ら酔って居りましたし、酔えば必ず
記銘力を失い、時間と地理の観念が極端に薄れて了うのが至極|遺憾《いかん》で有りま....