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「設置〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
設置の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
置いた、由蔵の秘密の娯しみ場所たる、女湯の天井の仕掛のある節穴の処へ来て、由蔵が
設置した望遠鏡の代りに、持って来た撮影機を据えつけた。 やがて、時が来て、当日....
「白蛇の死」より 著者:海野十三
れ、忽ち間口一|間奥行三尺ばかりの押入れが現われた。その押入れの中央に仏壇の様に
設置してある大冷蔵庫。その扉を開けて見せられた時、さすがの主任も「アッ」と顔を背....
「S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
ものですから、飽くまで慎重に、効果的に事を進めてほしいと思いますが、「研究所」の
設置という案は、どこから出たにしても、まず穏当で、筋の通つたものです。 たゞ問....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
門講義及び演習に相当する課目の修得を必要とするわけですが、こういう「教育機関」の
設置は、個人はもとより、一劇団、一会社の力では到底望み難きところですから、それゆ....
「勧善懲悪」より 著者:織田作之助
わち、成績のわるい支店の鼻の先に、何の前触れもなしに、いきなり総発売元の直営店を
設置したのがそれだ。大阪でいうならば、難波の前に千日前、堂島の前に京町堀、天満の....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
されていないが、先ず一つの実験所を作るツモリで科学的手段を応用する感化院や監獄を
設置し、あたかも病人に対する医者の態度で渠らの犯罪や悪癖に対する対症療法を研究す....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
則ありて、その年齢に達せざれば拝命することあたわず。 国教宗にては僧侶裁判所を
設置す。各中教区の配下に必ず一裁判所あり、教正その長たり。これ始審裁判なり。各大....
「西航日録」より 著者:井上円了
十一日午前、有吉領事に伴いて、ロンドン東部貧民窟を一覧す。ここに貧民のために
設置せられたる学校、病院、工場、博物館、図書館、止宿所、孤児院等を巡見せり。その....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
という。そのほかユダヤ教の会堂、イスラム教の会所もある由。旧教にては一個の大学を
設置しおれり。当夕、告別のために岡田、松浦、大塚三氏を料理店に招きて晩餐をともに....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
地頭という収税官を配置した。これは義経討伐のための臨時|兵糧米徴収を名として急に
設置したものらしいが、それはそのまま恒久の制度となってしまったもので、このような....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
の増設、貧民無料看護特志婦人会の組織、公設ミルク供給所、公設洗濯所、公設物干場の
設置、全市の母の会組織、芸娼妓紹介所の閉鎖――これだけが第一日の仕事として実行せ....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
、その指導者とも云う可き北沢新次郎教授が池袋に住んでいたので、その裏に同盟本部を
設置して社会主義学生の共同生活が行われた。 当時の仲間は、和田巌、中村高一、平....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
たのだが、ついに審議引延しのタネが切れてしまった。ところへ田中織之進君が『国税庁
設置の大蔵省
設置法一部改正案の提案理由の中に“最高司令官の要求にもとづき……”と....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
を買い取り、ここへ工場を移し、大阪に「大阪三成社」を創立、名古屋にも支店と工場を
設置した。東京の分工場として川崎工場を建てたのもこのころ。子会社の帝国紙器も創立....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
じ失敗をしたのである。一八一二年はナポレオンとしては三軍の編成、その統一司令部の
設置はかなり無理と言えるが、一九一四年は正しく右翼三軍の統一司令部を置くべきであ....