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「訳書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
訳書の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
せられたという。そのことは徐氏は手紙でわたしのもとへ書いてよこしてくれ、またその
訳書の長い序文のはじにも、「此書因種々事故、遷延甚久。如今以這篇年譜為最後工作。....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
いことであるが、しかし彼の研究的の趣味は実に広くいろいろの方面に亘っていた。この
訳書の原書に示された宇宙開闢論に関しては遊星雰囲気の問題、太陽系生成の問題、輻射....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
に至るまでその著述を出版せしことはなはだ少なし。往時かつて『主権原論』と言える反
訳書を公にし、一昨年に至りて『日本外交私議』を刊行し、昨年末に『予算論』と言える....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
年の三月から七月まで、将軍還御のおりのお供と諸役人が通行中に下された人馬賃銭の仕
訳書上帳なるものを至急国もとから取り寄せて差し出せと言いつけた。 細目にわたる....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
た。わが国でも、明治四十一年(一九〇八年)にはじめて蒲原有明がフィツジェラルドの
訳書中から六首を選んで重訳紹介して以来、今日までに多くの翻
訳書が出た。今ではもう....
「文士としての兆民先生」より 著者:幸徳秋水
亦抑揚下緩急疾徐の相調和するに外ならず。 是れ維氏美学の一節である。近時諸種の
訳書に比較して見よ。如何に其漢文に老けたる歟が分るではない乎。而して其著「理学鈎....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
士がしたように、特にそのため、前の晩にホテルの寝台で読んで来た、政治哲学めいた翻
訳書の知識から、生硬な二、三の問題を出して、彼を苦笑させたりしてはなりません。ベ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
す。現在欧米の出版界には、斯う言った作品が無数に現われて居りますが、本邦では、翻
訳書以外にはあまり類例がありません。 T女に斯うした能力が初めて起ったのは、実....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
みである。曰く経典の翻訳は神慮を受けた人達の手によりて成就されたのであるから、翻
訳書に対しても、亦絶対服従を要する。……かかる為態では経典の片言隻語を捕えて、奇....
「「吶喊」原序」より 著者:井上紅梅
がわかった。同時にだまされた病人と彼の家族に対し、盛んなる同情を喚び起し、また飜
訳書に依って日本の維新が西洋医学に端を発したことさえも知った。 この何ほどかの....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
のうち、二箇所はワルラスが一九〇二年付の註をもって一九二六年版に断っているが(本
訳書下巻、第三二六、三六二節)、他の一箇所は断ってない。しかしこの一箇所は旧版の....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
にする道を拓きつつ、努力していらっしゃるのですね。そのなかからあの「小さき花」の
訳書などもできたのですから尊いと思います。フランシスのものなどこそローマンスを求....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
落本や黄表紙、八文字屋ものの二ツ三ツぐらい読んでいたけれど、西洋のものは当時の繙
訳書以外には今いったリットンの『ユーゼニ・アラム』だけしか知らず、小説論如きは皆....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
が沢山存在して居る。既にインドで拵えられたサンスクリット語(梵語)の経典および翻
訳書籍も大分チベットに存在して居る。それからそれらの教えについてその後ラマ達が自....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
○本
訳書の原本は Romain Rolland: Vie de Beethoven ....