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「訳注〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

訳注の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
向けたようであったが、それなり夜の闇の中へ姿をかき消してしまった。 一八四〇年作訳注 暦の別の個所をめくった――ロシア正教の暦には各々その日に命名すべきクリス....
」より 著者:ゴーゴリニコライ
得るのだ――稀にではあるが、あることはあり得るのである。 一八三三―一八三五年作訳注 プード――重量単位、一六・三八キロに当る。 カザンスキ大伽藍――アレク....
蘭学事始」より 著者:菊池寛
、完全な辞書はなかった。ただ、良沢が、長崎から持ち帰った小冊に、フルヘッヘンドの訳注があった。それは、「木の枝を断ちたるあと、フルヘッヘンドをなし、庭を掃除すれ....
読書法」より 著者:戸坂潤
「近世美学の三画期と今日の課題」(一八九二)の全訳で、訳文も嫌味のない達文だし、訳注の親切なのも有難い(なお同氏にはE・ウーティツの『美学史要』の訳もある)。 ....
黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
っとも荘厳なゆりの木、つまり Liriodendron Tulipiferum(訳注「ゆりの木」の学名)は、若木のときには、幹が奇妙になめらかで、横枝を出さずに....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
たのは就中 〔A. Ve'ra〕 である。彼は其の『ヘーゲル自然哲学』なる仏文の訳注解説に於て、ミシュレの注解を補遺しながら独自な編纂と研究とを与えた(之がヘー....
源氏物語」より 著者:紫式部
は歎息《たんそく》した。末摘花、若紫、こんな人たちはそれからどうなったか。 (訳注) この巻は「若紫」の巻と同年の一月から始まっている。....
源氏物語」より 著者:紫式部
子は月と日が同じ形で空にかかっているように似ておいでになると世人も思った。 (訳注) この巻も前二巻と同年の秋に始まって、源氏十九歳の秋までが書かれている。....
源氏物語」より 著者:紫式部
の涙なりけり という御返歌があった。どんなにお悲しかったことであろう。 (訳注) 源氏二十二歳より二十三歳まで。....
源氏物語」より 著者:紫式部
にまかせてもかげ見ぬ水の瀬にやまどはん と思うと悲しかったそうである。 (訳注) 源氏の君三十二歳。....
犬を連れた奥さん」より 著者:神西清
ちばん複雑な困難な途がまだやっと始まったばかりなことを、はっきりと覚るのだった。訳注 ヤールタ――クリミヤの南岸、黒海に臨む風光明媚な保養地。 べリョーフだとか....
可愛い女」より 著者:神西清
言をいっている。―― 「よおし覚えてろ! あっちい行けったら! 乱暴するない!」訳注 『ティヴォリ』――ローマ付近にある名勝の地にちなんだ名である。 大斎期――....
イオーヌィチ」より 著者:神西清
と、涙をぬぐってこう叫ぶ。―― 「さようならどうぞ!」 そしてハンカチを振る。訳注 『榾あかり』の唄――ロシヤ農家の宵の情景をうたった哀調ゆたかな民謡。ただし....
孔子」より 著者:和辻哲郎
してはいくらか役立つであろう。 この書において用いた『論語』は、武内義雄氏校訂訳注の岩波文庫本である。この『論語』の本文と日本訳とは専門家の間に必ずしも賛同し....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
トーヴェン研究全体に現われている志向において選ぶことを努めた。 ○括弧〔 〕中、訳注とあるものは、理解に便なるを思って訳者が付加した部分である。それによって訳者....