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「証する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

証するの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水の三日」より 著者:芥川竜之介
えば近所じゅうどこでも知ってるから、苗字なんかなくっても、とどくのに違いないと保証する。さすがの原君も、「ただ平五郎さんじゃあ、とどきますまい」って、恐縮してい....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
も外側を運行しているものだというのである。ところがティコ・ブラーヘは、彼の観測の証するところでは彗星は太陰軌道の外側を動きはするがしかし時々は金星や水星よりも遠....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
とするもので、仏の予言は政治史の大勢、科学・産業の進歩とともに、私の軍事研究を傍証するために挙げた一例に過ぎない。 私の軍事科学の説明が甚だ不十分であることは....
春の潮」より 著者:伊藤左千夫
から深田よりさらに財産のある所へ養子にいったところで、それだけでお前の仕合せを保証することはできないだろう。よせよせ、婿にゆくなんどいうばかな考えはよせ。はま公....
海底都市」より 著者:海野十三
深い事情があるんだ。それを今ここで説明しているひまはないが、とにかくわしは君に保証する。いいかねその深い事情が実にうまく今一つの機会を作っていて、君と妻君が会う....
地獄の使者」より 著者:海野十三
別間へ連れ去られた後であった。 「クラブを午前一時半に出たと仰有ったが、それを立証する道はありますか」 「ありますとも。クラブには徹夜の玄関番が居ますからね、会....
時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
いたしまして……」 「ちがうよ。爆弾の時限性については、あくまで正確なることを保証する。侯爵夫人は爆死せられたのではなく、アフリカ探検中、蟒に呑まれてしまって、....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
リット少将。このような乱暴がくりかえされるのでありますと、私はこの患者の生命を保証することはできませぬ」 「いやわかっている。ジャック、お前はすこし手荒いぞ。ち....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
さしうつむかれた淑女は、申すまでもなく、自分に向って瞳をも動かされなかった事を保証する、――謹んで断罪を待ちます……各位。 吶々として、しかも沈着に、純真に、....
村芝居」より 著者:井上紅梅
。そうして眼の前で、八の禿頭を囃してやるんだ。 「家へ帰れば大丈夫だよ。乃公が保証する」 と雙喜は船頭に立って叫んだ。わたしはみよしの方を見ると、前はもう平橋....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
、信乃の家の飼犬が噛み殺した伯母の亀篠の秘蔵猫に因んで橋名を附けられたと作者が考証する簸川の猫股橋というのが近所であるから、それから推して氷川|田圃に近い、今の....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
かく過去約五、六十年の歴史はあきらかにこの二系統の思想の潮流を歴史的事実の上に立証することができるのである。そうであるけれども、この二つの思想の系統の間には種々....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
えて驚くに足らざるなり。 ここにまた、コックリは人の思想に従って起こるゆえんを証する一事実あり。近ごろ洋学書生の内にては、コックリに向かって、英語またはドイツ....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
して偽作と思うだろう。が、その家に伝わったもので、画は面白くなくても椿岳の師伝を証する作である。(この画は先年淡島家の売立てに出たので今は誰の所有に帰しているか....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
。 西洋には、男女結婚の前に結婚約束をなすことあり。これを婚約という。この約を証するため、指環を男より女に与うるを例とす。これを婚約指環という。すでに結婚すれ....