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「詩語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

詩語の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弓町より」より 著者:石川啄木
ではなかろうか。 詩は古典的でなければならぬとは思わぬけれども、現在の日常語は詩語としてはあまりに蕪雑《ぶざつ》である、混乱している、洗練されていない。という....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
嚇し的な、|三たび魔女の……以下を貴方の口から吐かせようとしたからです。つまり、詩語には、特に強烈な聯合作用が現われる――という、ブルードンの仮説を剽竊して、そ....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
まいもうろう》とし、意識の漠然たる謎《なぞ》で充たされていた。彼等は強《し》いて詩語を晦渋《かいじゅう》し、意味を不分明の中に失わせて、自ら象徴だと信じていた。....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
持っている言葉は、現代語以外にはない。だからわれわれが生命を以てうちかかってゆく詩語は、現代語である訣なのである。これは単なる論理ではない。われわれの事実であり....
俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
もさしつかえないと考えるのであります。これはちょうど我等が初めて漢詩を作る時分に詩語粋金というような本をみたり、和歌を作る時分に「麓の塵」というような本を見たり....