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詩題
「詩題〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詩題の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日清戦争異聞(原田重吉の夢)」より 著者:萩原朔太郎
の最中でさえも、阿片の夢のように逍遥《さまよ》っていた。彼らの姿は、真に幻想的な
詩題であった。だが日本の兵士たちは、もっと勇敢で規律正しく、現実的な戦意に燃えて....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
《リリック》が女性的であるということである。即ち詳説すれば、叙事詩《エピック》の
詩題は主に英雄談、冒険談、戦争談であって、その情操は雄大、荘重、典雅、豪壮等の貴....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
客中※。 (詩を入れる袋と酒のかめを旅中たずさえて、句を求めて帆柱に酔いしれつつ
詩題にしようとした。米の南北ともに雲が断続し、黄道赤道に暑熱は高低する。波の高い....