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詫る
「詫る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
詫るの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
とは云いながら大きに私が悪かった、其の方の云う処は至極|尤だ、此の通り手を下げて
詫るから免してくれ」 仙「ナニ免さねえ、手前抜くと云ったからサア抜け、武士に二言....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
番木鼈でも喰わして遣ろう、何程詫びても料簡は成りません、これ家来の無調法を主人が
詫るならば、大地へ両手を突き、重々恐れ入ったと首を地に叩き着けて詫をするこそ然る....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
なる所であった、あゝ誠に辱ない、許してくれ、權六此の通り……作左衞門両手を突いて
詫るぞ、宜くマ思い切って命を棄て、私の家名を汚さんよう、衆人に代って斬られようと....
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
れたのだから、お賤|手前《てめえ》も本当にお経でも覚えて、観音さまへ其の身の罪を
詫る為に尼に成り、衣を着て、一文ずつ貰って歩く気になんな、今更外に仕方がないから....
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
、貴方は何《なん》たるお方かなア、大金を人に恵むに板の間へ手を突いて、失礼の段は
詫ると云う、誠に千万|忝《かたじ》けのうござる、只今の身の上では一両の金でも貸人....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
出しましたから山三郎は開けて見ますと、文章は至って巧みに、亭主が女房に手を突いて
詫るように書いて有ります。 手紙の文意「我等儀|主家滅亡の後八ヶ年の間同類を集め....
「新生」より 著者:島崎藤村
じまいに、兄に別れた。彼は嫂《あによめ》に一言の詫《わび》も言えず、今また兄にも
詫ることの出来ないような自分の罪過《つみ》の深さを考えて、嘆息した。
....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
重々よくない。――だが子供のことであるから自分に免じて寛してくれ、と武蔵が代って
詫ると、無法者は、 「兄か、主人か、何か知らねえが、じゃあおめえの名を聞いておこ....