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「話合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

話合の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
も、これはデモクラシーの原則だから当然だが、政党は同志の集団なのだから、そこには話合いも、妥協もあっていいと思う。労働組合は利害中心の集団だが、社会党は日本の社....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
片山内閣を作った。そのときの特別国会では、衆院議長も第一党たる社会党がとることに話合いがつき、松岡駒吉氏が議長に選ばれ、ついで首班指名では松岡議長から『片山哲君....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ゃ。汝も知る通り、こちらの世界の掟にはめったに無理なところはない……。』 そう話合っている中に、いつしか私達は飛沫を立てて流るる、二|間ばかりの渓流のほとりに....
或る女」より 著者:有島武郎
どかしくさせるほどだった。時々葉子は倉地がこの男と組合設立の相談以外の秘密らしい話合いをしているのに感づいたが、それはどうしても明確に知る事ができなかった。倉地....
親子」より 著者:有島武郎
父は意外に思ったらしかったが、彼もちょっと驚かされた。彼は矢部と監督との間に何か話合いがちゃんとできているのではないかとふと思った。まして父がそううたぐるのは当....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
も、美しいものは滅びません。私は慚愧します。しかし、貴下と縫子とで、どんなにもお話合のつきますように、私に三日先立って、縫子をこちらによこしました、それに、あか....
義血侠血」より 著者:泉鏡花
ばかにして。一人《いちにん》乗りに同乗《あいのり》ができるかい」 「そこはまたお話合いで、よろしいようにしてお乗んなすってください」 おもしろ半分に※《まつわ....
吉原新話」より 著者:泉鏡花
嬉しそうな返事をする。 「閉めていらっしゃいな。」 で、蓮葉にぴたり。 後に話合うと、階下へ用達しになど、座を起って通る時、その窓の前へ行くと、希代にヒヤリ....
水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
げるについてここより本所停車場までの線路の通行を許してくれと乞うた。駅員らは何か話合うていたらしく、自分の切願に一顧をくれるものも無く、挨拶もせぬ。 いかがで....
浜菊」より 著者:伊藤左千夫
皆活気を帯びてきた。山の眺めはとにかく、海の景色は晴れんけりゃ駄目ですなアなどと話合う。話はいつか東京話になる。お繁の奴は東京の話というと元気が別だ。僕等もう東....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
声をかけた。聞けば男の生まれは新潟県だという。異郷の果てに落魄の身の二人である。話合ううちに、しみじみとお互いに心のふれ合うものがあった。 『行くところがなけれ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
も生じるだろうと予測している。 ◯過日、共同制作ということについて角田喜久雄君と話合った。私は一つのやり方を示し、同君の批判を乞うて置いた。これも勉強の一つとし....
くろがね天狗」より 著者:海野十三
があるかと思えば、 「半之丞をまず見つけて、口達者なものに吾等の同情を伝え、よく話合うことにしては?」 などと説くものもあった。 くろがね天狗――。 この....
地球盗難」より 著者:海野十三
まで読んできたところで、大隅理学士は窓下で声高にお美代と武夫をめぐる怪事件発生を話合う村人のために、それから先を読むことを妨げられたのであった。 「武坊の家を訪....
蠅男」より 著者:海野十三
間から、池谷控家に近づきゆく糸子の後姿をジッと見まもっているのだった。さきほどの話合いで、糸子と帆村との間にはなにか、或る種の了解ができているらしいことは、糸子....