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話方
「話方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
話方の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
ですが。」 「望む所でございます。」 と、式台正面を横に、卓子を控えた、受附世
話方の四十年配の男の、紋附の帷子で、舞袴を穿いたのが、さも歓迎の意を表するらしく....
「菎蒻本」より 著者:泉鏡花
けに、縁日の夜は縁起を祝って、御堂|一室処で、三宝を据えて、頼母子を営む、……世
話方で居残ると……お燈明の消々時、フト魔が魅したような、髪|蓬に、骨|豁なりとあ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
に手錠を免じ、きっと叱り置く。これは半蔵父子とも多年御奉公申し上げ、頼母子講お世
話方も行き届き、その尽力の功績も没すべきものでないから、特別の憐憫を加えられたの....
「人間失格」より 著者:太宰治
のほうから、真面目に私に相談を持ちかけてくれたら、私も考えてみます」 ヒラメの
話方には、いや、世の中の全部の人の
話方には、このようにややこしく、どこか朦朧《も....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
腕に一様に赤い布を巻き、牛車毎に「千歳村青年会粕谷支部」と書いた紙札を押立て、世
話方数名附添うて、朝早く粕谷から練り出した時、私は思わず青年会の万歳を三唱しまし....
「裸木」より 著者:豊島与志雄
ないで、渇く時にはその水薬をやるのだそうだった。――敏子は低い声で、棒切のような
話方をした。 「どこに行ってらしたんです。武田さんまでが心配して待ってて下さるの....
「行人」より 著者:夏目漱石
欠いた残りの半分を引《ひ》っ手繰《たく》って口へ入れたという時なんです」
父の
話方は無論|滑稽《こっけい》を主にして、大事の真面目な方を背景に引き込ましてしま....
「志士と経済」より 著者:服部之総
《しか》るに此度《このたび》御物産の起りは、下拙一人の胸中より出づる事にて、御世
話方の者残らず下拙の親類門人の者にて候へば、何事も皆今日は下拙に相談の上にて事を....