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誅滅
「誅滅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
誅滅の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小翠」より 著者:田中貢太郎
「もうたすからない。大変なことになった。」 王侍御は陽に指をさして、我が一族が
誅滅せられることは、この陽を見るよりも明らかであるといった。王侍御は小翠を殺して....
「三国志」より 著者:吉川英治
給え。直ちに禁門に入って、新帝を擁立し奉り、多年禁廷に巣くう内官どもをことごとく
誅滅して見せましょう」 何進はよろこんで、 「行けっ」と、号令した。 この一....
「三国志」より 著者:吉川英治
くうけていた男なので、その最期は誰よりも惨たるものだった。 こうして、ひとまず
誅滅も片づいたので、王允は一日、都堂に百官をあつめて慶びの大宴を張った。 する....
「三国志」より 著者:吉川英治
その文には、 今、明詔ヲ奉ジテ呂布ヲ征ス、モシ大軍ヲ抗拒スル者アラバ満門|悉ク
誅滅セン モシ城内ノ上ハ将校ヨリ庶民ニ至ル迄ノ者、呂布ガ首ヲ献ゼバ、重ク官賞ヲ加....
「三国志」より 著者:吉川英治
衣を退け、飽食を知らず、夢寐にも兵馬を磨きて熄まざるものは、ただただ反国の逆賊を
誅滅し、天下をして漢朝一定の本来のすがたに回さしめんとする希いあるのみ。汝らごと....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
早朝、都門を発し、淀川のみなみ、男山の石清水八幡に御着。 その日に。 北条|
誅滅、王政一統、ふたつながら大願の成った報告がおこなわれ、天皇神拝の御儀に次いで....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
代であったというもよろしいでしょう。 まず、源氏と名のつく人間は、ことごとく、
誅滅、追放、あるいは自ら遠く山野広原の地方に潜伏し、武門はひとり六波羅平家一色に....