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「語形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

語形の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
なかったのである。また、濁音ではじまる語も、漢語か西洋語か、さもなければ、後世に語形を変じて濁音ではじまるようになったものである(例えば、「何処」の意味の「どこ....
「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
「息」との関係は単なる音韻上の偶然的関係だけではないであろう。「いきざし」という語形はそのことを証明している。「そのいきざしは、夏の池に、くれなゐのはちす、始め....
間人考」より 著者:喜田貞吉
くてさらにそのハシタナがク・シ・キの活用をなすに至ったのは、本義を忘れられて後の語形上の変化であろう。 要するにハシタとは中間なる人すなわちハシヒトの義で、そ....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ている。これくらいの意味変化は方言には珍らしくない。そうしても一旦耳に馴れた古い語形は棄ててしまわぬのである。 兎という名の草は方言に幾つかある。たとえば山口....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
であった。一方の「乞ひ」が終始我々の挙動の種別としてしか用いられず、はかばかしい語形の変化をも示さなかったに反して、この男女の仲らいに限られた「こふる」という一....