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「語数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

語数の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
余が翻訳の標準」より 著者:二葉亭四迷
、コンマが三つという風にして、原文の調子を移そうとした。殊に翻訳を為始めた頃は、語数も原文と同じくし、形をも崩すことなく、偏《ひと》えに原文の音調を移すのを目的....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
めてこういっている。「但論語の内には取捨すべき所あり。王充書の問孔篇及迷庵師の論語数条を論じたる書あり。皆参考すべし」といっている。王充のいわゆる「夫聖賢下筆造....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
規則正しき拍節をもち、一定の法則されたる押韻や脚韻を蹈み、対比によってシラブルや語数を整えているところの、特殊な定形律の文章を言うのである。そしてこの定形律を持....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
返した。クンツはなお、電文のまわりの指示欄や、発送された時間や、到着した時間や、語数などをながめた。それからその貴い紙片を、快げに笑ってるシュルツに返し、うなず....
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
しては「また使うておくれやすや」と言う男であつた。トーキーになつてからはわずかな語数のせりふでもまちがえて何べんとなくやりなおさねばならなかつた。そしてやつとす....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ル、ロのほかに稀にコとニが使われているが、これは片手の指で数えるほどしかない。全語数(かりに語とよぶが)の九割以上を占めるのが右の通りで以上主としてたッた七ツの....
歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
歌の行くべき道があるのを見出した様に考えている。 石原純は、更に開放的に、一行の語数の極めて不同な句の、四句・五句、時としては六句に及ぶ詩に於て、短歌の次の形を....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
やアオジまたは鶺鴒というような、一括して田舎ではスズメと呼ぶものを比べて見ても、語数の多いことにかけては里雀に及ぶものはない。四十雀は幾分か啼声に変化が多く、山....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、私はこれに拠って一つの採集手帖を作る計画をもっていた。この集はそれに比べると、語数は十倍以上となり、項目はかえって約三十を減じている。十月四月の満月の夜を始め....