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読後
「読後〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
読後の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
己ほど強いものの余り天下にいないことを発見する為にするものだった。――宮本武蔵伝
読後。
ユウゴオ
全フランスを蔽《おお》う一片のパン。しかもバタはど....
「或る女」より 著者:有島武郎
に託しおく。金も当分は送れぬ。困ったら家財道具を売れ。そのうちにはなんとかする。
読後火中」
とだけしたためて葉子へのあて名も自分の名も書いてはなかった。倉地....
「喝采」より 著者:太宰治
許しを得て、一篇、十分くらいの時間があれば、たいてい読み切れるような、そうして、
読後十分くらいで、きれいさっぱり忘れられてしまうような、たいへんあっさりした短篇....
「虚構の春」より 著者:太宰治
はききますまい。ヴァレリイが俗っぽくみえるのはあなたの『逆行』『ダス・ゲマイネ』
読後感でした。然《しか》し、ここには近代青年の『失われたる青春に関する一片の抒情....
「予報省告示」より 著者:海野十三
いう医学的資料として参考になるかと思われるので、敢えて掲載する次第なり。 〔
読後感その一〕 この予報省告示は、そんなに暗くないよ。人類はやがて、スバル太陽系....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
し後かに、幾度も繰返しては愛読した。 『新社会』は少し早く読みすぎたせいか、その
読後の感興というほどのものは今何にも残っていない。しかし『進化論講話』は実に愉快....
「紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
たし度と存候貴著『日本山水論』は草村氏より拝受、確かに一佳作たるに背かずと存候一
読後大日本地誌の著者山崎直方氏に一読をすすめ置き申候細かき処は猶御面晤の栄を得候....
「灯籠」より 著者:太宰治
い、深く社会に陳謝するよう、社会の人、その罪を憎みてその人を憎まず。水野三郎。(
読後かならず焼却のこと。封筒もともに焼却して下さい。必ず) これが、手紙の全文....
「十五年間」より 著者:太宰治
どのような事があるかわかりませんから。この手紙には、御返事も何も要りません。御一
読後は、ただちに破棄して下さい。以上。 だいたい、こんな意味の手紙を、その先輩....
「小説の面白さ」より 著者:太宰治
小説と云うものは、本来、女子供の読むもので、いわゆる利口な大人が目の色を変えて読み、しかもその
読後感を卓を叩いて論じ合うと云うような性質のものではないのであります。小説を読ん....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
古から最近のものまでの文献が、番号をうってずらりと並べてあり、そして各項について
読後の簡単な批評と要点とが書きこんであった。もしも課長が大学理科の卒業生だったら....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
凡で取立てていうほどではないが、実際に当って作ったという争われぬ強みがあるので、
読後身に沁むのである。 ○ 天離る鄙にも月は照れれども妹ぞ....
「学生と読書」より 著者:倉田百三
を読むことにより、自分の精神の視野に目ざめてくるのである。 聖書を読むまでと、
読後とでは、人間の霊的道徳性はたしかに水準を異にする。プラトンとダンテとを読むと....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
はそこを読み終って、その一貫した主張と倦むことを知らざる精神とに感動した。しかし
読後の感はそれだけではなかった。 鴎外の倦まざる精神は専ら科学の信頼に向けられ....
「アンケート」より 著者:大倉燁子
探偵文学』第一巻第一〇号、一九三六年一月) お問合せ 一、シュピオ直木賞記念号の
読後感 二、最近お読みになりました小説一篇につきての御感想 一、あまりにも複雑な....