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「課程〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

課程の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
食魔」より 著者:岡本かの子
しい反省だった。そして今更に、悲運な境遇から上の学校へも行けず、秩序立った勉強の課程も踏めなかった自分を憐むのであった。しかしこれを恨みとして、その恨みの根を何....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
重要なる部分をことごとく含んでいるからである。そして自分が常に抱いている、中学の課程において、自然科学を教うる際に、認識論ことに唯心論的な認識論の入門をあわせて....
獄中生活」より 著者:堺利彦
、最も短かいときで八時間半であったかと記憶する。そして各囚人にはそれぞれ定まった課程があって、それだけの仕事は是非させられることになっている。就役中は話もできず....
呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
いるころである。多分その学校の四級生〈今の二年生〉ぐらいであっただろうか。学校の課程が済むと、小川町どおりから、神保町どおりを経て、九段近くまでの古本屋をのぞく....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
いました。二十四のころまでのわたしの生活は、長い初学者としての生活でした。神学の課程を卒えますと、つづいて種じゅの雑務に従事しましたが、牧師長の人たちはわたしが....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
となしに、自分の好きな学問や空想にふけるのである。それらの学問のうちには、学校の課程に必要な学科のほかに、あまり世間には知られもせず、認められもしないようなもの....
あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
受けることができないような気がする。仮に、講師の顔ぶれも同じ、講義も実習も、その課程においてたいした差はないとしても、なにか大事なものを、一方は身につけ、一方は....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
小学校第一学年ないし第八学年を通じて組織的に読書趣味及び図書利用法を教授す。その課程を学年別に概括すれば、 第一学年読方科において書籍の取扱方、公共図書館案内....
米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
く、昼夜間断なき無月謝の学校にして、老幼男女に鼓吹と教訓と娯楽とを与えしかもその課程は、庖厨にある妻君にも、田圃にある農夫にも、工場にある職工にも、学校にある教....
少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
遊び暮らすはもったいない話だと、ゴルドンがいいだした。そこで一定の時間をきめて、課程を学習することとなり、年長者はそれぞれ年少者に教えるべく、分担をきめた。 ....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
ごもりしてからだを養わなければなりません。君らが学士になられるまで、やっと一年の課程を終えたままで、就学できないのはずいぶん淋しいには淋しいが、それくらいなこと....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
び哲学、数学、近世語学) 右の諸学を、一年を限りまたは数年にまたがりて履修する課程に候。しかして全科を修了するに三年間を要するのみに候。 そのほか教育学、心....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
後の事として、最初半年は 講義を聴く順序を旨く立てなくてはいかん。 毎日五時間の課程がある。 鐘の鳴る時ちゃんと講堂に出ていなくてはいかん。 聴く前に善く調べて....
芝、麻布」より 著者:小山内薫
もらいたいという先生のおことばだから、宜しくたのむというのである。 私は帝大の課程こそおえていたが、学校の教師になろうなどという考えは毛頭なかったし、またなれ....
針木峠の林道 」より 著者:木暮理太郎
り易く、且よくなったとは聞いていたが、それでも針木越は登山の入門として、あらゆる課程を備えた好個の教科書であるということには、誰も異議はなかったようである。自分....