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調色
「調色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
調色の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
が三百円級の理想と云えようか。 「東京の中流階級の男の風采がジミになった。その基
調色は茶や黒又は鼠色で、昔のような派手なスタイルは下火になった」と或る新聞に出た....
「闖入者」より 著者:大阪圭吉
れている亜太郎の前には、小型の画架に殆ど仕上った一枚の小さな画布が仕掛けてあり、
調色板は乱雑に投げ出されて油壺のリンシード・オイルは床の上に零れ、多分倒れながら....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ゴードゥン・クレイグ時代の舞台装置を想い出すけれども、そういう外見生動に乏しい基
調色が、なおいっそうこの室を沈鬱なものにしていた。ここもやはり、前室と同様荒れる....
「旅愁」より 著者:横光利一
さな取扱いを受けていた。虚報や臆測の多い記事に馴れているとはいえ、二つの新聞の主
調色をなして片隅から競りのぼって来ているこの紙上の事件は、事実の誇張としても誇張....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
や速乾が交じっている絵具をそのまま捨てて置くと、何んとしても取れなくなるし、次の
調色の非常な邪魔を致します。 (B) 粉末絵具使用の場合 顔料 図案用粉末絵具を....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
速乾が交じっている絵具を、そのまま捨てて置くと、何んとしても取れなくなるし、次の
調色の非常な邪魔を致しますからパレットナイフで掃除した上をアルコールで拭う事です....
「私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
。 ターザン映画を最初に見たのは、やはり葵館で、三十何年前のターザンは、美しく
調色され、淡い光の中からかすかにわき起る、……何に――かわ知ら――ネ――ど――心....