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請ける
「請ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
請けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
の身体はどうなるの、とお言いなさるから、貴女の身体は、疑の晴れくもりで――制裁を
請けるんだ、と言うんです。貴女ばかり、と言ったら不実でしょう。男が諸共に、と云う....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
くづくいやになった。止そうと思う。」 「止しておしまいなさい。」 「あと君が引き
請ける?」 頼りなさそうな声で、 「引き請けます。」 今、庸三は別にそれを当....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
もありませんでしたが、三人が口を揃えてうるさく強請むので、ぶつくさ呟きながらも引
請けるには引請けました。 だが、羊飼は自分の山羊を使おうとはしないで、代りに猫....
「海神に祈る」より 著者:田中貢太郎
傍にいたので、しぜんと其の技術を習得したものであった。 権兵衛は新港開設の命を
請けると、まず浮津川の川尻から海中に向けて堰堤を築き、港の口に当る処には、木材を....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
それだけ踊れりゃあ、世話はねえ。大したもんだ。木場の甚さんにも話して、一小屋引き
請けることになっているのだから、この分だと、いよいよ祭がきて覆《ふた》をあけるの....