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請負業
「請負業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
請負業の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
から、常に沢山の兵隊を養ってはいられない。それでスイスなどで兵隊商売、即ち戦争の
請負業ができて、国家が戦争をしようとしますと、その
請負業者から兵隊を傭って来るよ....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
来たので、恐らく彼は、自分の読者に対して、社会的な教師として、常識的な総合教育の
請負業をやったのだと見ていい。だから多分彼の愛読者は、他の人の書いた本をあまり読....
「墓」より 著者:宮本百合子
原へ電報を打たせたことについて、こだわった気持になっていた。市原は、神戸で相当な
請負業を営んでいる彼女の実弟であった。幾枝にとっては三人|同胞《きょうだい》の大....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
けらかすような食べかたをしない。遠慮がちに、しずかにたのしんでいる。一見して土木
請負業と思える万端と、少しかわって特色のある眼つきとそのとりなしとは、ひろ子の興....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
ホール一派の手先でありまして、内密にハウス大佐の指揮に属し、国際的の平和|攪乱を
請負業と致しております、一種の無頼漢の団体に相違ないのでありますが、今度は又、東....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
最低賃金をしか支給しないことを原則としている。最も喜ぶものは農民ではなくて、土木
請負業者やセメント会社の重役などだろう。軍部では二千五百万円を支出して凶作地に軍....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
る。土地柄に名をかりて、巧みに手を廻して湯女の営業を公然とやっている。一方に建築
請負業もやっているし、漁船も持っている。ガマ六のように腕力に物を云わせるヤクザで....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
「一風変わった悪党だわえ。よしよし面白い面白い、ひとつこいつの手に従いて、殺人
請負業を開店いてやろう。天変地妖相続き、人心恟々天下騒然、食える野郎と食えぬ野郎....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
いるらしいところは無い。 「どういう仕事をしているの?」 「ここですか? 一種の
請負業みたいなもんです。横濱の方に運送だとか荷役などの店を以前からやつていまして....