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諏訪の湖
「諏訪の湖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諏訪の湖の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風流仏」より 著者:幸田露伴
花漬売と果は取乱して男の述懐。爰ぞ肝要、御主人の仰せ受て来た所なり。よしや此恋|
諏訪の湖の氷より堅くとも春風のぼや/\と説きやわらげ、凝りたる思を水に流さし、後....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
時――もう十四年の昔になる――お前のお父様とお母様とはこのお城からお出ましになり
諏訪の湖水の波を分け行衛知れずにおなりなされたのだよ」 「いいえ妾には信じられま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ろ》というものがございます上に、この通り温泉が湧いて出ますものですから……」 「
諏訪の湖というのはどちらに当ります」 「え、湖でございますか。湖は、もうこのすぐ....
「農村」より 著者:宮本百合子
処で勝負を決するのが常である。 夏は、若い者共《ものども》の泳場となり、冬は、
諏訪の湖にあこがれる青年が、かなり厚く張る氷を滑るのであった。此等の池の美くしい....
「鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
呑み乍ら其の侍、湖水の景色を眺めるらしい。 周囲四里とは現代のこと、慶安年間の
諏訪の湖水は、もっと広かったに違いない。 信濃なる衣ヶ崎に来てみれば 富....
「県歌 信濃の国」より 著者:浅井洌
千曲川 南に木曽川天竜川 これまた国の固めなり 三 木曽の谷には真木茂り
諏訪の湖には魚多し 民のかせぎも豊かにて 五穀の実らぬ里やある しか....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ポポの代りに行われている方言は、まだ幾つでも意外なものがある。信州でも山を越えて
諏訪の湖岸に下ると、そこにはクジナもあるがそれよりもガンボウジの方がよく知られて....