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論う
「論う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
論うの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ら、その祟りで蛇に殺されたと云えば疑う者もあるまい。親の次兵衛は迷信者だから、勿
論うたがう筋はない。今の人から思えばちっと拵え過ぎた芝居のようですが、なにしろか....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
礼だが、自分のへやに来てくれろということですが……」
「そちらがかまわなければ無
論うかがいましよう」
木沢氏が先に立つて、われわれは階段を上つた。
とつつき....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
しれないとも考えます。御意見はいかがですか。非常に有機的であると思うのですが。勿
論うしろがへるなんていうのよりは遙に痛快ですがね。ふき出してしまう、ユリがうしろ....
「死者の権利」より 著者:浜尾四郎
外で何を語ったかということは勿論彼ら以外に知るものはありません。然し金の請求は勿
論うそです。春一が持参した五百円は、あなたが法廷で指摘された通り正に男のトリック....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
も、武蔵の考えていた通りであった。 猟師だとか、薬草採りだとかいっていたのは勿
論うそで、この山に巣喰う賊であることは疑ぐってみるまでもない。 けれど、さっき....