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論賛
「論賛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
論賛の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
も詳しいことは私よく存じませんわ」
「もう一つききますが、その婚約には御両親は無
論賛成されたのでしようね」
「はい、父は大へん喜んでおりました。むしろ父の方から....
「新しき夫の愛」より 著者:若杉鳥子
書くからカンベンしてくれ。俺も出たら「労働しろ」という君の勧告は、その原則は、勿
論賛成なんだが、俺をやとう工場もないだろうし、俺は労働していない方が、社会的に有....
「連環記」より 著者:幸田露伴
するの地に流された因縁で、天香伝一篇を著わして、恵を後人に貽った。実に専ら香事を
論賛したものは、天香伝が最初であって、そして今に伝わっているのである。かくて香に....
「母」より 著者:宮本百合子
メリカにごろついていた洗濯屋と夫婦になったなどと書いたりしたことがあり、両親は勿
論賛成せず、特に母はそのために眠られない幾夜かを過したのであった。母は、いくらか....
「河霧」より 著者:国木田独歩
いたら、自分のためにも他人のためにもなるだろうとの説が人々の間に起こって、兄も無
論賛成してこの事を豊吉に勧めてみた。 豊吉は同意した。そして心ひそかに歓んだ、....
「白い道」より 著者:徳永直
びっくりした。出発の前晩まで、母親はいろいろにくどいた。父親はだまっていたが、勿
論賛成ではなかった。しかし三吉は、高島を福岡へおっかけよう、そこで紹介状をもらっ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
国は角兵衛といって、やはり熊本の藩士である。 林羅山や平山子龍なども、断片的な
論賛逸事などを誌しているが、彼の生涯を補足する足しになるほどな文字はない。むしろ....
「八寒道中」より 著者:吉川英治
んから、お安い御用とひきうけた訳なので」 「ウム、するとあの、お稲という女も、無
論賛之丞とは同腹だな」 「そりゃあ、元より極まったお話です。あのお稲は、江戸から....