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「論述〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

論述の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
が、たびたび衝突した後に結局は再び平衡状態に復するだろうと言っている。彼の巧妙な論述の中でも最も目立ったものはかの燃焼現象に関する理論である。その説によると、燃....
近時政論考」より 著者:陸羯南
などの語ありてすこぶる自由的論旨を猶予なく発揮したり。しかして政府は毫もこれらの論述に嫌忌を挾まず、当時は実に言論自由の世にてありき。 国権派の政治家、すなわ....
愚人の毒」より 著者:小酒井不木
ので、思わず賛嘆の微笑を洩らした。しかし検事は、山本医師の微笑をも知らぬ顔して、論述を進めた。 「しからば、保一くんはいかにしてその亜砒酸を母親に飲ませたでしょ....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
らぬ軽雑な何ものをもインフェクトせぬであろう。私は反語とか諷刺とかの片鱗をもって論述を味わいつける、大家にも普通なレトリックさえけっして用いなかったのである。徹....
婦人の天職」より 著者:堺利彦
この辺のことについては石川旭山(いしかわきょくざん)君が貴紙の別項において詳細に論述せらるるよう承りたれば、小生は長々しく申し上げざれども、とにかくかかる時代に....
学生と教養」より 著者:倉田百三
ールには倫理学的エッセイ多く、エンゲルスや、シュモルラーには社会主義的倫理思想の論述の少なくないことは周知の如くである。そればかりでなくミルや、シヂウィックや、....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
して、氏は一九一四年米国図書館協会総会においてこの趣旨を講演しこれを教育局年報に論述しこれが説明資料を巴奈馬桑港博覧会に出陳せり。 然れども図書館の施設いかに....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
けれども、その大要をあきらかにすることはけっして不可能でないからしてここにこれを論述することを試みるに至った次第である。....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
のなるべし。武士と夷とその相関係するところ、由来多しといわざるべからず。 以上論述したるところ、ほぼ武士と夷との関係をつくしたりと信ず。蝦夷は実に古えにおいて....
妖怪学」より 著者:井上円了
は、極めて簡単なる説明にして、先年『哲学会雑誌』に掲載せるものを、中略してここに論述したるのみ。 棒寄せは、いずれの地に起こり、たれびとの発明せるところなるや....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
す。これ、余がこのことをあつめて、『妖怪玄談』第一集となすゆえんなり。今、これを論述するに当たり、その順序次第を立てざるべからず。ゆえに余は、第一にその仕方を説....
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
かったのであったから、今その説の不備を補い、いささかその名義の由って来るところを論述してみたいと思う。そもそも浮浪民の問題は、我が古代の社会状態を知る上において....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
下さい」という。すなわち藤田君とともに右の両論文を熟読してみると、双方ともにその論述上に少からざる論理学的欠陥がある。またその実物上の見解に至っては、到底「そう....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
汲んだものと思われる仲間も少くはないのである。 傀儡子・土師部のことはまた別に論述するの要がある。本篇はまずこれら俗法師系統の特殊民研究の序論として、以下柳田....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
になった。一九〇二年のボンナール『独仏高等兵学の方式について』には「ジョミニーの論述する如き一般原則から敷衍せる戦法の系統は謬妄、危険で絶対に排斥すべきもの」と....