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諦視
「諦視〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諦視の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
め》た。顧みて東方《とうぼう》の半天を眺むれば、淡々《あっさり》とあがった水色、
諦視《ながめつめ》たら宵星《よいぼし》の一つ二つは鑿《ほじ》り出せそうな空合《そ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
一々諸比丘の面を看る、次に愛するところの比丘の前に到り、住《とど》まりてその面を
諦視し、時にこの比丘心恥じ※猴を視ず、※猴|尋《つ》いで瞋り、その耳鼻を攫し、傷....
「スポーツの美的要素」より 著者:中井正一
ものである。疲れ切った腕がなおも一本一本引き切ってゆくその重き愉悦は、人生の深き
諦視の底の澄透れる無心にも似る。 その無心性は、よき練習と行きとどいた技術の「....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
があり、葉は質が鈍厚で表面は緑色を呈するが、裏面は淡緑色で常に或る菌類が寄生し、
諦視すると細微な黒点を散布している。またある白色黴の菌糸が模様的に平布して汚染《....