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「諮詢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

諮詢の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
れを有難がったものであった。例えば伊藤公が憲法取調のために洋行し、スタイン博士に諮詢《しじゅん》された以後数年間は、スタインが流行者で、同氏の説だと言えば当時の....
連環記」より 著者:幸田露伴
ぜらるるに至った。蘇州節度使だった時、真宗の賜わった詩に、 践歴 功皆|著しく、諮詢 務必ず成す。 懿才 曩彦に符し、佳器 時英を貫く。 よく経綸の業を展べ、旋....
教育の民主主義化を要求す」より 著者:与謝野晶子
官僚的教育者とに由って支配されている教育です。臨時教育会議というような文部大臣の諮詢機関が出来て、官民の間から委員が選ばれることもあるようですが、その実際は真の....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
げしめようとした。そこで慶喜は十月十三日、京都二条城に群臣を集め、大政奉還の議を諮詢した。その結果翌十四日、いよいよ大政奉還の旨を朝廷へ対して奏聞した。一日置い....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
施政上に釐毫《りごう》の権力を持たず、あるいは国家の大事にあたりては、大政府より諮詢《しじゅん》のこともあれども、ただ顧問にとどまるのみ。けだしその然《しか》る....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
家の世帯は、いつの間にか家刀自の手を離れ、衣食住の配給においては、彼女らはもはや諮詢機関にすらもなっていないのである。国民相互の間の分配の正義が、是ほどやかまし....