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諸島
「諸島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸島の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さまよえる猶太人」より 著者:芥川竜之介
る。自分は最後の試みとして、両肥《りょうひ》及び平戸《ひらど》天草《あまくさ》の
諸島を遍歴して、古文書の蒐集に従事した結果、偶然手に入れた文禄《ぶんろく》年間の....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
Indianer)、支柱の折れたために天の墜落(支那)、水神の復仇(ソサイティー
諸島 Gesellschaftsinseln)によるもの等いろいろある。中には洪....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
府九州造氏であった。 戦雲暗し太平洋 わが海軍の主力、聯合艦隊は、小笠原
諸島の東方、約一千キロの海上を、真北に向って進撃中であった。 珍らしや、聯合艦....
「沈没男」より 著者:海野十三
込んだか、それは語ることを許されない。しかし諸君が、北海の地図をひき、ユトランド
諸島のあたりを子細に検討するなら、そこに或る暗示を得るだろう。 本艦の位置も、....
「火星兵団」より 著者:海野十三
た。彼はずっと前、或る事件のため、一年近く遠く南の方に出張していた。わが南洋領の
諸島を廻り、それから更に南下して、ジャワ、スマトラ、ボルネオ、セレベスという四つ....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
知っているとおり、この北赤道海流というやつは、太平洋においては、だいたいわが南洋
諸島の北側にそって東から西へ流れている潮の流だ。それはやがて、フィリッピン群島に....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
百キロ、伊豆七島の八丈島には、海軍の八丈島航空隊、その南方、更に六百キロの小笠原
諸島の父島に、大村航空隊がある」 「ははア、随分海軍の航空隊って、太平洋の真中の....
「水の女」より 著者:折口信夫
た。「いづ」の古義は、思いがけない現出を言うようである。おなじ変若水信仰は、沖縄
諸島にも伝承せられている。源河節の「源河走河や。水か、湯か、潮か。源河みやらびの....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
に定住した南島の人々を、すでに異郷人と考えだしていた。その南島定住者の後なる沖縄
諸島の人々の間の、現在亡びかけている民間伝承によって、わが万葉人あるいはそれ以前....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
は一驚を喫しないわけには往かない。 「それが、東経百六十度南緯二度半、ビスマルク
諸島の東端から千キロ足らず。わが委任統治領のグリニッチ島からは、東南へ八百キロく....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
その机に坐ったままスペイン、ポルトガル、それにイタリアの半分、オランダ、西インド
諸島を併せた一大帝国を統治した。働くうちに年は取り、髪も白くなった。彼は痛風に悩....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
またずして明らかなり。 まず、はじめにシナ諸港、ホンコン、インド、その他東洋の
諸島にある外国人を引き、つぎにオーストラリア、アメリカの人を引き、つぎに欧州の人....
「西航日録」より 著者:井上円了
を遊覧するに、市街はシナ人および土人群れを成し、その間に欧米人あり、インドおよび
諸島の人民ありて、黄赤黒白の雑種を一場に見ることを得たるは、その最も奇観とすると....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
飲用水を有するとによりて、ここに人の輻湊するに至り、自然に小都邑をなせり。ほかの
諸島は飲用水なく、すべて雨水を用うという。この地は真珠の産地にして、各国各種の人....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
海道の行政区にあるにもかかわらず、ソビエトの占拠するところとなり、奄美大島、沖縄
諸島、小笠原、硫黄島等、これらのものは特別なる軍事占領が継続され、百数十万の同胞....