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諸政
「諸政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸政の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
りも更に能率高き統制主義が採用された。ソ連の共産黨を含み、あらゆる近代的社會主義
諸政黨、三民主義の中國國民黨、イタリアのフアツシヨ、ドイツのナチ、遲れ馳せながら....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
島、江藤、後藤、板垣の諸参議を残し、ほとんど国権派の世となれり。勝、大木、大隈の
諸政事家はこの間もっぱらその主任の政に鞅掌し、廟堂の大議は多くかの人々をもって決....
「十月革命と婦人の解放」より 著者:野呂栄太郎
はあり得なかった。二月革命の諸経験が、帝国主義ブルジョアの手先ケレンスキー内閣の
諸政策が何物よりも雄弁にそれを立証した。ケレンスキー内閣は、「パンと平和とを与え....
「「女らしさ」とは」より 著者:宮本百合子
批評は、どうであったろうか。「やっぱり女は」という表現が加えられた。共産党以外の
諸政党における婦人代議士たちの立場は、あくまで女は女らしく、添えものとして扱われ....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
あることを言明し、神に感謝しはじめたことについて、むしろ皮肉を感じた。片山内閣の
諸政策は、首相の信仰にかかわらず困難な現実の前に無力であったから、一般の人々は今....
「現代史の蝶つがい」より 著者:宮本百合子
当選したのではなかった。日本の新首相のように、へたぐされしてばたばたと墜ちてゆく
諸政党のわきにひかえて、時期を待っていて、政権掌握をしたのでもなかった。トルーマ....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
与えられねばならぬだろう。これによって人々は初めて、歴史的諸事件や社会的諸運動・
諸政策をば、研究材料として如何に用いるべきであるかを知り得るだろうから。 だが....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
て了うことが軍国焦眉の急だというのである。 だが日本で人民戦線というのは、群小
諸政党の最低綱領による反ファッショ的共同戦線というようなことを意味するより先に、....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
化人運動団体となるかも知れぬ。 (一九三六・一一) 七 自由排撃三法案 従来の
諸政府の秕政を一新すると称して登場した広田内閣は、組閣第一番に、自由主義を認容し....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
藩は永く存置せらるるものと信じ、その藩力を養うためには、士族の禄を減少し、文武の
諸政を振興するのが、かつて朝敵となった恥辱を雪ぎ、また時世に応ずる朝廷への報効だ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ス王家がマドリッドの王家を援助し保護して、いわゆる本家の勤めを尽したこと。北方の
諸政府に隷属《れいぞく》服従していっそう煩雑《はんざつ》をきたした、フランスの国....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
宜を得させたのだった。 芝居人と紳士、学者との交際が対等になった。それは明治の
諸政一新という御思召《おぼしめし》により、四民平等の恩典に浴したためではあるが、....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
ラファエル等の大芸術家を庇護したことは世界文化のためには大功績であり、法王の他の
諸政策の失敗をつぐのって余りありといってもよいかもしれない。法王がそれら大芸術家....
「福沢諭吉」より 著者:服部之総
、他方倒幕派そのものから「攘夷」のスローガンを陰に抛棄させた「慶応」度必至の内外
諸政情と、相まって驚異的な十万の読者大衆をこの書に獲得させたのである。 無表情....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
るべきを信ずる。 この新時代の道義観の下に、世界最終戦争を目標とする東亜大同の
諸政策が立案実行せられる。しかしそれがためには我が東亜の地域に加わるべき欧米覇道....