講座[語句情報] » 講座

「講座〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

講座の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
づくと葉子は片時《かたとき》も編み針を休めてはいられなかった。ある時聖書の講義の講座でそっと机の下で仕事を続けていると、運悪くも教師に見つけられた。教師はしきり....
ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
の教授昇格が自分の心を苦しめるのだ。渋谷先生が三年前に亡くなられて、テレビジョン講座に空席が出来たればこそ、自分のような若い者が教授になれたのである。それが変に....
赤外線男」より 著者:海野十三
Z大学に附属している研究所に深山楢彦という理学士が居る。この理学士は大学の方の講座を持ってはいないが、研究所内では有名の人物である。専攻しているのは光学である....
地中魔」より 著者:海野十三
思った洋服男は、実は睡っていなかった。 「わしは反対じゃ。わしは理科大学の地質学講座を持っている真鍋じゃ。探偵のお伴は御免じゃ。皆下りてくれんか。この車はわしが....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
孝行息子たる彼は感心なものである。 ◯「光」の丸尾君来宅。一頁探偵小説と電気常識講座とを頼まれた。 一月十二日 ◯旧臘二十九日、鵬原正広(湊山小学校同級生)は....
露肆」より 著者:泉鏡花
体をアセチリンの蒼光に翳して、屹と試験管を示す時のごときは、何某の教授が理化学の講座へ立揚ったごとく、風采四辺を払う。 そこで、公衆は、ただ僅に硝子の管へ煙草....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
冷笑するのは気の毒千万である。淺野先生が二十余年に亘る研究の結果の数種の著述心霊講座、神霊主義と共に本書は日本に於ける斯学にとりて重大な貢献である。 土井晩翠 ....
火の扉」より 著者:岸田国士
つつりした風ぼうに似合わずなか/\雄弁に応じた。多分、最近I市で催された青年文化講座で、だれかの音楽論を聞きかじつて来たに相違ない。 すると、今まで腕ぐみをし....
ガルスワーシーの家」より 著者:岡本かの子
問の蓄積になった。創作はいくら書いても文壇には受け容れられなくて傍稼ぎに書く文学講座の方がうけがよかった。彼を引立てている教授は言った。 ――君は学問の筋だよ。....
イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
つ、盛大な祝賀会を催すそうであります。またオスロ大学の主催でイプセンに関する特別講座が開かれ、これは一般に公開されます。おそらく国外から招かれる知名のイプセン学....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
』の俊成薨去年月日の所、『公卿補任』『尊卑分脈系図』を見られるとよい。また『短歌講座』中の「藤原俊成家集講話」、川田順氏著『俊成・定家・西行』もよい。隠者文芸の....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ずして遺されたものまたすこぶる多く、今これを全般に渉って記述せんことは、到底この講座の容さるべきところではない。よってその詳述は、従来既に発表し、もしくは将来発....
料理する心」より 著者:北大路魯山人
、畢竟、無理解から起こる暴論でありましょう。それにも拘らず、お料理の本にも食器の講座がありませんのは、片手落ちであるように考えられます。お料理の講演、あるいは講....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
だから、研究しようとするなら必ずできる。私は少なくも政治・経済の大学には軍事学の講座を設くべしと多年唱導して来た。配属将校は軍事学を講義すべきものではなく、また....
雷門以北」より 著者:久保田万太郎
あるのを見出したとき、そうして本願寺の、震災後まだかたちだけしかない裏門の「聖典講座」「日曜講演」の掲示に立交る「子供洋服講習会」の立札を見出したとき、わたしの....