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謝金
「謝金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
謝金の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
びょうぶ》に貼らしめて※《い》えたそうだ。 右のパムフィロスは一タレント以下の
謝金では画は教えず。わが二千円ほどだ。かく高値を払うて教えを受けた中にアペルレー....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ル事件ノ手数料ニ其他ノ事件ノ手数料ノ各三割ヲ加エタルモノトス
第一審事件ノ
謝金ハ左ノ区別ニ従ウ
一、無罪ノ判決アリタルトキハ手数料ノ三倍トス
二、公訴....
「雨」より 著者:織田作之助
っては何せんこともおまへん、と、こない思いましてな。いずれ電車会社の……」 慰
謝金を少くも千円と見こんで、これでんねんと差し出した品を見ると、系図一巻と太刀一....
「書記官」より 著者:川上眉山
はござりますまい。御周旋料は少うござるが一万円としておいて、成功の上は千円ずつ、
謝金を年々に差し上げましょう。なに、御同僚そのほかあなたと事をともにした今日の方....
「淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
謝礼を貰うのは、国の定めとなっているから受け取らねばいかん、というので少年は渋々
謝金を受け取ったような次第であった。そのとき私は少年に名を聞くと、木村義雄という....
「迷信解」より 著者:井上円了
日歓を尽くし、夜に入りて帰るに臨み、僕に告げて曰く、『些少ながら、席料の代わりに
謝金を包みて床の間の上に置けり。また、別に残肴を入れたる折二箱あり。請う、晩酌の....
「春水と三馬」より 著者:桑木厳翼
滑稽味を失わさぬ為に常に何等かの失策を伴わしめて居る。即ち有福者の触込みに莫大な
謝金を目算して居たのが口先きばかりに終ったり、清貧に苦しむ住持に十王勧進の話をし....