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警手
「警手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
警手の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
大切する者が真の忠臣であろうか。もし玉体大事が第一の忠臣なら、侍医と大膳職と皇宮
警手とが大忠臣でなくてはならぬ。今度の事のごときこそ真忠臣が禍を転じて福となすべ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ら正面に当りまた入口一間半ばかりの小さな門がある。その中へ入ろうという門の両脇に
警手の僧が四人居るですが、これは別段長い棒を持たない。ただ短かな物を持って居るだ....
「蝸牛の角」より 著者:和辻哲郎
は起こさなかった。皇室警衛のために東京には近衛師団がある。巡査や憲兵も沢山いる。
警手もいる。我々の出る幕ではない。――しかし父が自ら警衛したいという心持ちにも当....
「三国志」より 著者:吉川英治
さなかったので、天子はかえって彼を憎み、彼の官職をとり上げて、城門の校尉という一
警手に左遷してしまった。 それでも、彼はなお、しばしば怪しからぬ大官の罪をただ....
「三国志」より 著者:吉川英治
へひとしく落ちてしまうのは是非ないものとみえる。 むかし青年時代、まだ宮門の一
警手にすぎなかった頃の曹操は、胸いっぱいの志は燃えていても、地位は低く、身は貧し....