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「議定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

議定の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
て、猶太仲間だから」 「いったい、猶太人がどうしたというんだ」 「あの、ツイオン議定書とかにある、猶太建国さ。こんな氷の島だから何にもなるまいけれど、とにかく、....
運命」より 著者:幸田露伴
る呉の元年に、李善長等の考え設けたるを初とし、洪武六年より七年に亙りて劉惟謙等の議定するに及びて、所謂大明律成り、同じ九年|胡惟庸等命を受けて釐正するところあり....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
テン式を採用し、サキソン民法の編別に拠るべきこと、(三)編纂の方法は分担起草、合議定案とすること、(四)委員は主査委員中に起草委員、整理委員を置き、起草委員は一....
十二支考」より 著者:南方熊楠
堂を建つる時この老騾を免役したが、自ら進んでその工事を助けたから城民大いに悦び、議定してどの家の穀を食うとも追い払う事なからしめたと。『朝野僉載《ちょうやせんさ....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
旨奏聞したが、これは保留ということになった。 さて一方朝廷に於ては、施政方針を議定するため、小御所で会議を行なわせられた。中山忠能、正親町實愛、徳大寺實則、岩....
魔都」より 著者:久生十蘭
ないと思うが、これは一九三二年に日本政府と安南皇帝個人の間に取交されたある重大な議定書《プロトコール》で、この条約は一九三四年の一月から効力を発生することになっ....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
府は陜西省の西安へ蒙塵したが、昨年の十二月、列国公使会議から十六カ条の要求を含む議定書を突きつけられ、総理衙門大臣の那桐と皇弟醇親王が、日本と独逸へ謝罪使で行っ....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
るの職分あり。人民は一国の金主にして、国用を給するの職分あり。文官の職分は政法を議定するにあり。武官の職分は命ずるところに赴きて戦うにあり。このほか、学者にも町....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
むろん内々これに反対であった。しかも彼またこれをいかんともする能わず、ついにこの議定があったのである。『玉葉』これを記して曰く、 此事先日有悲々々。 と。いわ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
、その宗派の連合により年会を開き、各寺の名代人相会して、その宗一般に関する事項を議定するものあり。その組織、あたかも合衆国の政体と異なることなし。ゆえに余曰く、....
政事と教育と分離すべし」より 著者:福沢諭吉
は右の如く活溌なるがゆえに、利害ともにその痕跡を遺すこと深からず。たとえば政府の議定をもって、一時租税を苛重にして国民の苦しむあるも、その法を除くときはたちまち....
私本太平記」より 著者:吉川英治
るように、慎んでそれを聞いた。ほかの顔はもうみな先に呑みこみ顔だった。 幕府|議定の発表は、それで終っていたものではない。 後醍醐の“隠岐流し”につづいて、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
宗の弟|俊季だけであった。公宗は、伯耆守長年に預けられ、 出雲国へ流罪 と、議定はあったが、これは表沙汰だけのことか、都を出る朝、みずから舌を噛んで死んだと....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ておれば間接に新疆方面をも防衛することとなる。 この大切な満州国の国防は、日満議定書に依り日満両国軍隊共同これに当るのである。 満州軍の建設には人知れざる甚....